西穂高岳ーTREK  (前編)

かねてから計画していた、北アルプス西穂高岳へのチャレンジする日が
とうとうやってきました。
新穂高ロープウェーからのアクセスで西穂山荘1泊2日での山行です。
初めての北アルプス登山、初めての山小屋泊。
はじめてづくしです。しかも今回の山行は友人たちと都合が合わず一人と
なりました。
ちょっと不安もありますが私、山は普段から一人というのに慣れているので
「一人は一人の良さがあるさ」と自分に言い聞かせます。
(実際一人の山行は気ままに行動できるのでどっちかというと好きな方ですが)





前日の晩、仕事から帰宅後に準備をします。
着替えに、雨具、タオル、エマージェンシーグッズ、カメラ、ヘルメット、等などで
私のザックはもう限界。今回は山小屋泊なので食料、飲料水は最低限で良いのですが
天気予報ではほぼ100%雨の予報なので着替えやタオルは多めにしています。
そのおかげで完全にザックに余裕がありません。
今後のテント泊の山行も視野に入れた大きめのザックが欲しくなってきますね。
それに見合うだけの技術、体力も必要ですがね・・
試行錯誤してなんとかザックに荷物を収めその他の準備も済ませ午前1時ごろ就寝 zzz





午前5時半起床。気になる天気はというと雨は上がっていますが曇ってます。
今回は遠方への登山ですので自宅付近の天気は全く関係ありませんが・・
本日の予定は西穂山荘に午後2時前後に到着すれば良いので出発はそんなにあわてなく
て良いのです。
なので朝食を取り、荷物の再確認、また朝の儀式?を済ませ7時前に自宅を出発。



自宅近所の東名阪から名古屋高速、名神、を経由して東海北陸道へと車を走らせます。
天候はというと画像の通りかろうじて雨は降ってはいません。




高速道路からみる郡上八幡の街並みです。




ひるがの高原SAでトイレ休憩。
今回の旅は一人旅なので休憩は最低限しかしません。ここまでも川島PAで一度
用を足しただけの停車しかしていません。
しかしここのSAは景色が良かった記憶があるので用を足した後ちょっと寄り道。




SAの建物のバックには雄大な山々が望めます。
といっても本日の天気ですと標高1709mの大日ヶ岳がなんとか見えるだけですね。
その大日ヶ岳は東海地方では有名な「ダイナランド」といわれるスキー場があります。
画像でかすかに見えるカラフルな建物は高須スノーパークのセンターハウス。
このひるがののエリアはスキー場が他にも幾つかあり、シーズン中の週末はどこも
渋滞になってしまうほど人気のエリアです。
ちなみに私も若かりし頃は良くこの界隈のスキー場に来たものでしたよ。




休憩後、飛騨清見で東海北陸道を降ります。
その後高山市内を抜け平湯温泉方面へ向かう予定です。




3度目のトイレ休憩。ななもり清見という道の駅に停めます。
今日はなぜかトイレが近い気がします。
朝からブラックコーヒーのボトル缶を飲み干したからでしょうか?




トイレを済ませ道の駅をふらついて見ます。
観光案内のスペースが設けられており奥飛騨の観光のパンフレットが多数ありました。
気になるパンフレットを数枚ゲットしました。




涼しげな感じでラムネが販売されています。
しかし今日は天候もこんなんなので涼しいを通りこしてTシャツ一枚だと寒いくらい
です。




お土産物や現地で採れた取れたて野菜なども販売されています。
売店の前の屋根からぶら下がっている何やら大きくて丸い物。
飛騨の古い街並みで見た記憶がありますが、本当の正体は知りません。




その後、高山市内を通りぬけ平湯を目指します。
「古い町並み」の看板発見。まだ行ったことが無いので行ってみたいのですが時間の
都合上通り過ぎます。






158号線を平湯目指して走ります。
この辺りに来ると弱い雨が降り出しました。






高山ラーメンで有名な、トライブインの板蔵で一休みします。
ここで会社への義理みやげを購入しておきます。
お土産購入後、ちょっと早いのですがここで昼食も済ませます。
というのもお昼頃に新穂高ロープウェーに到着し山小屋着は午後2時ごろの予定です。
山小屋到着後に山小屋名物の西穂ラーメンを食べるのを楽しみにしているので時間的に
いまここで食べておくのがベストなのです。


で高山ラーメンで有名なドライブインで私が食べた物は・・・・






そうです!高山・・・いや! 何の変哲もない月見そばでした・・
なぜかというと、楽しみにしている西穂山荘の西穂ラーメンは何を隠そう
高山ラーメンなのです。
ってことでここは無難にそばをいただきます。
ちなみにここのそば屋さん傍らでリンゴやもも等の果物を販売されていました。
店の女性の方にそばの代金をお支払いさせていただくときに試食用のももをその場で
切り分けて食べさせてくれました。ほんとにおいしいももでしたよ。
その女性の話ではご自身で果樹園を営まれており収穫したばかりの自慢のももだそうです。
お土産に購入させていただきたかったのですが泊まりでの旅なものでと丁重にお詫び
をしてそばやをあとにしました。
しかし気さくで話のしやすい女性でしたよ、一人旅での初めての人との会話ってのも
良い物ですよね。




ドライブインを出てさらに158号線を進みます。
やがて国道は山合いに入っていきます。




山に入れば入るほど雨脚が強くなってきました。
もうすぐ岐阜、長野の県境の安房トンネル、峠ですね。




外気温15℃、薄着だと肌寒い気温ですね。
しかし山の天気は全く期待できない感じの天候になってきました。




「新穂高ロープウェー右折8Km」の看板が出てきました。
もうすぐですね。




林の中を走りぬけて・・・・





やっとのことで新穂高ロープウェーの駐車場に到着。
この砂利の駐車場は見ての通り登山者用の駐車場です。
ここより徒歩10分先にロープウェー乗り場がありそのすぐ横にも舗装された駐車場
もありますが日帰り観光客用の駐車場で1日600円だそうです。
ネットのとあるサイトでは登山者も日帰り客用の駐車場へ停めても問題ないような
事が書かれていましたが、ここは足慣らしの意味も含めてあえて遠い駐車場で停めて
準備します。
しかしこの駐車場には私の他には1台しか駐車されていませんでした。





駐車場で準備を済ませロープウェー乗り場まで歩きます。





切符うりば。
液晶パネルにはロープウェー降りた所の展望台のライブ映像が写しだされています。
なんとなく正面の笠ヶ岳が見えている気がしますね。
ここで切符を購入。
第2ロープウェー往復大人2800円 駐車場代300円 荷物代200円を払います。
しかしここの料金結構アバウトです。
駐車場に2日停めると伝えたはずですが良心的にしていただいたのか1日分の料金でした
し、登山用の大きな荷物は別途料金掛りますとアナウンスされていたにも関わらず
売り場のかわいいお姉さんには荷物のことは何も聞かれず済んでしまいそうだったので
こちらから「荷物の料金は?」と聞くしまつ。(あまりにかわいいお姉さんだったので
ついうっかり正直に聞いてしまったのです(笑))
するとお姉さん、「あ、そちらのハカリに載せてもらって6Kg以上だと200円です」
とかわいく教えていただきました。
さっそく載せてみます。「10kg強あります。完全に有料ですね。」
とお姉さんに伝えると、「帰りは荷物減って6Kgより少なくなりますか?」って
お姉さまからの質問。
今日の荷物の食料、水等は知れているので帰りに6Kg切ることはまずあり得ません。
しかしそれを分った上であえてそう聞いてくれているのかと思い(かわいいお姉さん
なので私の勝手な思い込み)「あっ、うん、減ってるかも」とつい答えてしまいました。
そしたらお姉さんは「じゃあ片道分だけでいいですね~」とかわいい笑顔で答えて
くれました。
私の心の中ではどぶろっくの「もしかしてだけど~」が響いていました・・・
男、一人旅では色々なことを考えてしまうものです・・・・・






気を取り直して、改札をすませゴンドラ乗り場へ向かいます。
私が一番乗りです。さすが平日の悪天候です。
昨年の夏に日帰りで家族でここに遊びに来た時は30分ほど待って乗車して寿司詰め
状態だった覚えがあります。





2階建てゴンドラの2階に乗車。
他の乗客も数名しかいません。
ゆったり腰掛けられますが見ての通りゴンドラは雲の中を通過中です。





ゴンドラの対向の通過の様子。
雲の中から突如現れですぐに雲の中に消えて行きました。





ロープウェー山頂駅に近くなると雲からはぬけ出した感じに見えます。
眼下に雲海が見えますね。




「西穂高口駅」標高2156mへ到着。






取りあえず展望台へ出てみます。
小雨です。晴れていれば正面に雄大な笠ヶ岳が一望できる所ですが残念ながら全く展望
は有りません。






西穂山荘はこちら方面にある筈です。昨年の夏に来た時はここから山荘の屋根が目視
確認できた記憶がありますが、もちろん本日は全く見えません。


なので、ロープウェー駅の建物に入り、ここの気圧に体を慣らす為に暫く休憩をして
その後雨具の準備をします。




雨の準備が出来ました。これからいよいよ出発します。
建物の外は完全な雨、テンション下がりっぱなしですが、「今日の山行は自分を鍛える
為の登山、修行なんだ、この悪条件での山行を成し遂げることができれば何かはレベル
アップ出来る筈だ」と自分に言い聞かせます。


長くなってきたので続きは(中編)で
お楽しみに~。


続く


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