槍ヶ岳ーTREK(Part3)

槍平小屋で20分程休憩させていただいた後、出発します。





小屋を出て槍ヶ岳方面へ進むとすぐにもう一棟建物が建っています。
その壁に「冬季小屋入口」と書かれた扉が見えます。
どう考えても2階の位置ですね。
冬季はあんなに積雪するのですね~、ちょっとびっくり・・





槍平キャンプ場横を抜けて進みます。
もちろんシーズン前の悪天候なので誰もいません。
というか、歩き始めて約4時間半ですが登山者とは誰ともお会いしておりません。
ほぼ貸し切り状態ですね。





標高2100m通過。
槍ヶ岳山荘までまだ約1000mの標高差あります。
時間は十分余裕あるのであせらずマイペースで進みます。





登山道脇の小さな黄色い花。
奇麗ですね~。




立派な蛙さんもいらっしゃいます。





また、小さな沢のようなところを横切ります。






そこにある水場。ここが槍ヶ岳方面の最後の水場だそうです。





こんな天候なので持ってきた分で水は足りそうですがせっかくなので
ボトル双方を満タンにします。




これが水汲んだ直後のボトル。
水があまりに冷たいのでボトル表面に結露していますね。
一口飲んでみましたが、冷たくてまろやかな口当たりでした。





この水場で見つけたフォーク。
かの有名なユリ・ゲラーもここの水場を利用していたのでしょう・・(笑)






その後もガスに包まれた登山道を進みます。









周りの景色はガスに包まれており何も楽しめないので普段はあまり気にとめない
草木を見て歩きます。
やはり、自宅周辺では見ることのない草花が多いですね。




だんだんと周りの木々が少なくなってきました。





通称「飛騨沢」というカール状の場所に到着。
いよいよ北アルプス登山の醍醐味って感じになってきました。






周囲のガスが薄くなると荒々しい稜線も見えます。





11:00
小屋を出て1時間40分で千丈沢乗越分岐に到達。





千丈沢乗越方面へ進むと西鎌尾根へつながります。
もちろん今回は槍ヶ岳方面へと進む予定ですが、ここでしばし休憩します。
まず周りの写真撮影をすることに。





傍に救急箱が設置されています。
登山する者としてこれには世話にならないような装備、行動をしなければ
ならないと思います。





稜線近くに雪渓も見えます。





こちらは登ってきた方面を振り返った画像。
本来なら笠ヶ岳が大きく見えるそうですが本日はガスが出て全く見えません。




目指す、飛騨乗越方面。
休憩の間、ガスが濃くなったり薄くなったりを繰り返していました。
ちなみにこの画像は薄くなった時の写真です。


一通り写真撮ったら、嫁さんに状況報告のラインを送ります。
まだこの辺りはソフトバンクの通話エリアのようです。





10分程の休憩後、歩きだしてすぐで標高2600m看板出てきました。





その後ルートはハイマツと岩々に変化してきます。






標高2700m通過。







ここにも高山植物が花を咲かせています。




標高が上がるにつれ周囲は濃いガスに包まれます。
それとともに画像では分かりにくいですが強風が吹いてきます。





飛騨乗越方面の稜線。
強風の影響か時々雲の切れ間から青空見える時もあります。
天気が回復に向かっていれば良いのですが・・・





標高2800m通過。





雪渓が近くに現れます。
こんな時期に雪を見れるってことに歳甲斐もなくテンション上がります。




で、わざわざすこし登山道を離れ雪を触りに行ってみます。
7月なのに雪を触れるなんて40年以上の人生の中で初体験です。





その後も強風と濃いガスに阻まれながら登って行きます。
ところどころにある白ペンのマーキングとピンクリボンの目印を見失わないように
気を付けて進みます。





標高2900m通過。
この辺りになると強風を通り越して暴風レベルになってきます。
5月の霊仙山の登山の時のように恐怖すら感じる風です。





結構大きな雪渓も出てきます。アイゼンもストックも持っていない私なので
ルート上に雪渓が無くて良かったです。




急こう配とガレガレのルート、さらに強風なのと酸素が薄い為か息が上がってしまい
非常に苦しいです。
歩くスピードも超ゆっくり、10秒歩いて20秒休む感じでしか進めなくなって
しまいました。
なのでなかなか稜線に出られません。





息も絶え絶えに歩いているとガスに霞んでいますが稜線がすぐのところまで来ました。






12:43
飛騨乗越到達。
さすが稜線です、恐ろしい程の強風に煽られ立っているのがやっとの状態です。
なのでたどり着いた喜びの余韻に浸ってる間もなしにとにかく槍ヶ岳山荘に到着
したい一心で歩みを進めます。







岩に書かれた300とのマーキング。
たぶんですが目指す槍ヶ岳山荘までの距離と思われます。
こんな天候でなければ、もうすぐって思えるのでしょうが、この時の心境は
「まだ、300mもあるの~!」です。
しかも稜線歩きなので登りはほとんどないつもりで来たのですがまだ結構登りが
続いています。





こんな厳しい自然の中に可愛く咲いている草花。
なんとか写真撮りましたが花に癒される余裕すら無い状況です。





飛騨乗越から5分程で、キャンプサイトが出てきました。






槍ヶ岳山荘のテント場です。
という事は山荘はすぐそこってことですね。





テント場自体もかなり標高差があり登りが続きます。
はやく、強風&ガスから逃れたく気持ちは急ぎますが、気持ちだけで身体は
付いてきません。







テント場を過ぎると道標が出てきます。
「槍ヶ岳山荘 100m」と書かれていますが、真っ白で何も見えません。






強風に飛ばされないように態勢を低くしてゆっくり進みます。
すると建物が現れましたが、作業小屋のようです。




その次にも小屋っぽい物がうっすら見えますが山荘ではなさそうですね。






又その先の建物見えてきました。いよいよ目指す槍ヶ岳山荘と思われますが、
画像左手から強烈な風が絶えず吹き付けています。
今立っている場所は上の画像の小屋の脇で風裏になっているところなのですが
30mぐらい先の建物があるところまでは幅5m程の稜線で両側切れ落ちる崖に
なっているようです。なので何も遮る物が無いためか容赦ない暴風が通り抜けています。
ここでも態勢を低くして暴風に煽られないように足早に進みます。




建物の陰に入って一安心です。





12:55
槍ヶ岳山荘到着です。出発してから約8時間です。
この悪天候の中、頑張った方ではないでしょうか。





山荘前にある道標。
山荘にチェックインする前に槍ヶ岳が見えないか少し歩いてみましたが全く見えず、
建物の蔭から出ると容赦ない暴風に襲われるのであきらめました。
本来ならこの山荘から雄大な槍の穂先が見渡せるはずなのですが・・・







という事で時間は早いのですがさっそくチェックインすることにします。
料金は一泊3食(晩、朝、お弁当)で10500円です。
館内の説明を受け部屋へ向かいます。






すっきりと明るい感じの館内。
時間が早いためかお客さんは私だけのようです。





部屋は「はいまつ」という部屋。
畳敷きで明るい室内で想像してたよりずっと快適そうで安心しました。
(本当は大部屋の蚕棚と呼ばれる部屋を想像していました・・・)


夕食は17:00 それまでたっぷり時間あります。


荷物の片づけをしてまだ食べきっていない昼食を持って館内にある飲食スペース
「キッチン槍」へ向かいます。





ここが「キッチン槍」ストーブが焚かれています。
強風のガスの中を長時間歩いてきたので冷えた身体を温めるのに麺類をオーダー
しようとメニューを見ると・・





なんと、麺類はカップ麺しかない様子。





という事でカップヌードルカレーとビールを購入し一人乾杯後の昼食を摂ります。
槍ヶ岳山荘到着を嫁さんにライン報告しようとスマホを見るとなんと圏外です。
西穂は山荘から、山頂までずっと通話エリアだったのにここは駄目なようです。
館内に置いてあったパンフレットによるとドコモだとつながるようです。
しかし我がソフトバンクは圏外なのです。
なので、山荘到着の報告は山荘入口脇にあった公衆電話で夜になったら連絡する事
にします。(標高3000mに公衆電話があるのに驚きましたが・・)





一人ビール片手に、山荘に置いてあった北アルプスの地図を眺めながら明日の下山ルート
の確認や今後の山行のプランなどを考えるという幸せな時間を過ごします。






昼食後、談話室で読書タイム。
ボルダリングの壁もあります。
西穂の時もそうでしたが悪天候で山荘に閉じ込められインドアーな時間を過ごします。





16:30
結構他のお客様もチェックインされてきました。






17:00
館内放送で夕食に案内が流れます。
昼食をとったキッチン槍で夕食タイム。
宿泊客が多ければ別の大きな食堂を使用するのでしょうが本日のお客様は多分
私を入れて13人程だと思われるのでこの小さなスペースでの夕食だと思われます。


一緒に食事をした方々は、60代の女性二人組、単独の若い女性、学生風の若い
男性4人組、単独の男性(多分韓国人)、白人のカップル(英語を話されて
いました)で私。


小さなスペースでの食事だったので私も含め、皆さん初めてとの方とも会話を
楽しまれていましたよ。




食後に外を見に玄関まで行きましたが相変わらずの暴風&ガスで何も見えません。


再度談話室で読書をしたり、公衆電話で嫁さんに到着報告をしたり(夜になるまで
連絡が付かなかったのでかなり心配してたとのことでした・・・)
して夜を過ごします。


明日の天候回復を祈りながら19:30には床に付きました。


おやすみなさい zzzzz。




(Part4)へ続く、お楽しみに~。



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