北アルプス穂高岳 Part 2

ロープウエイのりばの建物を出ていよいよ登山道へ。






風もあまり無くひんやりした空気が気持ちいいです。
今回は始まりから快適に歩けそうですね、一昨年にここへ来たときは歩き始めから
結構な雨でレインウエアーを着ていたので・・






まずは「千石園地」と言われる遊歩道を通って行きます。






「ヤチトリカブト」って花。





かわいらしい花ですがネット調べると名前の通りの猛毒を持っているらしいです。







5分ほど遊歩道を歩くとログハウスが出てきます。
登山届けを出せる最終の建物ですね。
前回はここで記入して出しました。






前回は初めての北アルプスであり、また雨の中の単独登山でしたので非常に不安な
気持ちで歩き出したのを覚えています。
しかし今回はその不安な気持ちより、楽しみな気持ちの方が勝ってます。






はじめは歩きやすい登山道です。





この時期によく見る赤い実を付けた木。
ネットで調べてみると「ななかまど」のように見えますが葉っぱが違うような・・





冬期登山道用の道標。






下ったり・・





登ったりを幾度か繰り返します。






基本樹林帯の中のルートですがたまに見晴らしが良いところがあったりします。






ちょっとわかりにくいですが大きな木の高い位置に取り付けられた冬期登山用の道標。
冬の積雪の深さが分かりますね。






登り始めて約1時間。

休憩無しで登ってきたのでちょっとえらく(辛く)なって来ました。
立ち止まって登ってきたルートを振り返ります。





その後すぐに小屋の建物が見えてきました。





見えてきました。
前回、雨の中非常に苦しい思いをして登り切った後に山小屋を見たとき非常に嬉しかった
覚えがあります。
しかし今回も3ヶ月ほど登山をサボってた体だったので結構えらかったのは内緒です・・






昼時だったためか山荘前のテラスには結構な登山者が休まれています。





12:30
西穂山荘に到着。






私もテラスの片隅のベンチにザックをおろしひとまず休憩。
ちょうどお昼時なのでちょっとおなかもすいてきています。





お昼ご飯をどうしようかレストハウスを覗いてみると、やっぱり賑わってます。






5分ほど休憩がてら悩んだあげく・・
体力的にはまだちょっと歩き足りない位なので稜線まで出てとりあえず丸山まで
行ってみます。
で余裕があったら独標まで行きたく思いますが、地図でコースタイムを見ると1h15、
レストハウスでランチメニューをオーダー出来るのは15時までです。
コースタイム通りに歩いてぎりぎりです。


ちょっとチャレンジしてみましょう。
なまった体を少々いじめた方がレストハウスでのビールが旨くなるってもんです(笑)






山荘から稜線に向かって登りはじめはかなりの岩ごろごろの急斜面を登ります。
振り返るとすぐこんな景色が見えます。






山荘の右手のこんもりした山の上にロープウェイの山頂駅が見えます。





これが望遠での山頂駅。






上高地方面。





梓川の流れが見えますね。






霞沢岳、六百山・・かな?





これから向かう西穂高岳への稜線。
ギザギザしててかっこいいですね。






20分ほどで丸山到着。






稜線ルートに出てみると西穂高岳はガスに包まれてきました。
微かに独標のピークが確認出来ます。
ハイマツの間の砂利のルート進んでいきます。





これが砂利ルート。
遠くから見てると歩きやすそうですが実際は結構な斜度がありほぼ全てが浮き石の
ような状態なので非常に疲れます。






振り返ると丸山はあんなに遠くに見えます。





西穂高岳方面はどんどんガスに包まれていきます。
それと同時に飛騨側より強烈な風が吹き付けてきます。






飛騨側の谷より強風にのってどんどんガスがわき上がってきます。





強風に耐えながら一歩一歩、歩みを進めますが非常にえらくなってきました。
あまりの強風でしかも足元が不安定な登りなのでよろけてしまうことがあるのと
息苦しい状態にもなってしまい歩くペースがとたんに落ちちゃいました。





13:20
ちょっと休憩します。
ガスって見る事は出来ませんが独標まではもうすぐの所までは来ている感じです。
15時までには山荘に戻りたく思うので余裕をもって13:30には引き返すつもり
でした。
リミットまであと10分・・


もうちょっと頑張るか・・


強風に吹かれながら悩んでいると・・・




風とガスがどんどん強烈になってきました。
こんな状態だとたとえ独標のたもとまでたどり着いても登るのも危険だし登ったところで
何の展望も期待できないので、ここで勇気ある撤退を決めました・・
って格好いいこと言ってますが、早く山荘のレストハウスでビール飲んでゆっくりしたくなっただけです・・笑


そうと決まれば早速ザック背負って下り始めます。





下ってくる途中にこれから登っていく外人の一行とすれ違いました。
何処まで行ったかは不明ですが割と皆さんラフな格好でしたのでその後大丈夫だったかな・・・






13:50
山荘に無事帰還。
足早に戻ってくると強風の為かテラスには人っ子一人いませんね・・・汗





西穂高岳方面、さっきまではクリヤーに見えていたのにあっという山荘周辺もガスの
に包まれてしまいました。





ってことで早速、山荘のレストハウスにお邪魔します。
もうストーブが焚かれていますね~。
稜線で強風に吹かれ続けていたのでこの暖かさはほっとしますね。





外を見るといっそうガスが濃くなって風も強くなってます。
足早に戻ってきて正解でした。





で、お待ちかねの~~!


とりあえずルービーで乾杯!笑


ビールを飲んでゆっくりします。




カウンターに置かれた雷鳥のぬいぐるみ。
明日は本物に逢えるかな~。





今回のランチは西穂ラーメン醤油味。
前回は味噌味でしたので今回は醤油。
やっぱりどちらも美味しいです、今回はご飯も付けたのですがご飯にのっている柴漬け
がこれまた美味しいのです。
この柴漬けだけでご飯おかわり出来そうです。






ゆっくりランチ休憩したあと宿泊の受付を済ませ、部屋へ案内してもらいます。






今回の部屋は「焼岳2」
今の時間は15時
夕食は18時なのでまだ3時間あります。
外に出ても天候はあんな感じなのでやっぱり今回も・・





ここで、本を物色します。





やっぱりこの山荘の書庫はいままで言った山荘の中で一番の量ですね。





コミック本も全巻そろって置いてあります。
ドラゴンボールなんかも全巻ありますね。
これなら悪天候で丸一日停滞ってことになっても退屈しないでしょうね。





選んだ本はこれ。
車好きの愛読書ですね~。
私も全巻持ってますがもう何年も呼んでないので復習しておきます・・(何を?笑)






コミックを読んだりウトウトしたり、目覚めて外をみたり、のんびりします。
なかなか普段の生活ではこんなこと出来ませんよね。







18時になり館内放送で夕食の準備が出来たと案内があり食堂へ向かいます。
この山荘は食堂は吹き抜けになっています。おしゃれな造りですね。





宿泊者さんが順番に食堂に入っていきます。







今日のメニュー。
楽しみです。





美味しいハンバーグでしたよ。
今回も他の宿泊者さんとおしゃべりしたりして楽しい食事でした。


食後はすぐに部屋に戻って就寝の準備をします。
いつの間にか外は暴風雨になっており部屋の窓ガラスをたたく音が響いてます。
いつも山小屋で泊まる時は満点の星空を見るのを楽しみにしているのですが
今回もお預けですね、残念!


ってことで明日の晴れを信じて早めに就寝します。



長くなってきたので続きはPart3でお伝えします。


次回はいよいよ西穂高岳へのチャレンジです。
天気は本当に回復するのでしょうか!?


お楽しみに!


続く



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