養老山系ーTREK(前篇)

歳のせ迫る12月末の休日、友人Y氏との養老山系のプチ縦走の様子を紹介します。
当初の予定は我らの師匠、登山経験者F氏も同行予定でしたが前日にまさかの発熱
(噂では大人の知恵熱らしい?)のためY氏と私の二人でのトレッキングとなりました。


行程はまず、ゴール地点である海津市の月見の森の水晶の湯の駐車場へ車を置く。
そこから徒歩にて養老鉄道「駒野駅」へ。電車にて「多度駅」へ移動。
多度駅より徒歩にて多度峡へ。そこから入山。
以前「多度山ーMTB Vol2」で紹介したルートを使い尾根道へ出ます。
そこから石津御嶽を経由して田代越ルートで月見の森まで下山します。
その後「水晶の湯」で冷えた体を温めて終了。

友人Y氏の立てた電車を巧みに利用した養老山系のプチ縦走、さらに最後は温泉
非常に楽しみです。
では、行ってみましょう。




私の寝坊で予定より15分遅れ7時15分に自宅出発。
月見の森、水晶の湯の駐車場に8時過ぎに到着。そこで準備します。




駐車場脇には先日の名古屋でも記録的な大雪が降った時の雪がまだ残っております。





手早く準備を済まし、駒野駅まで徒歩で向かいます。
「駅はどっち?」駐車場出たところでの私の問いかけにY氏は「あっちの方ちゃう?」
との返事、今回の行程の発案者であるにもかかわらず下調べゼロのようです。
そのあとY氏は登山用GPSナビのガーミンをおもむろに取り出し歩きながら
駅を探します。
しかし私のスマホナビの方が見やすくナビ画面上にすぐに駅を発見。駅へ向かいます。

Y氏のガーミンは街中での使用は苦手のようです。
(使いこなせていないだけのようですが)山で活躍することを期待しましょう。




それにしてもいい天気です。線路の先はるかかなたにうっすら雪の被った山が見えます。
乗鞍か御嶽かってところでしょうか?その横に丸い気球も浮かんでいます。
気球からの景色も最高でしょうね。




緩やかにカーブしている古い街並みを抜けていきます。




歩くこと15分くらいだったでしょうか、駅へ到着。
切符を買い、時刻表を確認します。もちろん下調べゼロなので時刻表はここで
初めて確認します・・・で次の列車は30分後です・・・
さすがローカル列車。あきらめて駅舎内のベンチでゆっくりとした時間を過ごします。
何かと忙しい昨今、たまにはいいですね、こんな時間があっても。




待つこと30分、やっと鮮やかなオレンジ色の列車が到着。
休日の朝の列車なので乗客もまばらです。
ちなみにこの列車「サイクルトレイン」といって2両目は追加料金なしで自転車と
同乗出来るようです。

当日も、地元のお年寄りや学生、対向の列車にはサイクリストが利用しておりました。
私もまた今度MTBで養老山脈を探索するのに使おうと思います。





列車の中でY氏と子供のこと、パソコンのことなどの話をしているとあっという間に
多度駅到着。





ここから多度峡まで徒歩にて移動です。




古い町なみの中を歩きます。ちょっと先に見えるのれんのかかった老舗の店舗は
「桔梗屋」です。有名?な多度豆のお店です。
友人Y氏の情報によると「多度豆は歯ぎしりの防止に効く」とのこと。
私、多度には詳しい方ですが初耳です、っていうか肝心な下調べはゼロですが
こんな豆知識のあるY氏に脱帽です。
気になったので帰宅後ネットにて多度豆検索してみました。
正式名称「八壺豆(やつぼまめ)」
 大豆を核にして、きな粉と砂糖水を混ぜたもので固めて3倍の大きさ球状にする。
 その後白砂糖で包み込んで作られる。  Wikipedia参照
江戸時代から続く多度名物らしいですが歯ぎしりとは無縁のようです。
Y氏は何か別の物と勘違いしているのでしょうね。これ以上深く突っ込むのはやめて
それた話を元に戻して先に進みます。





歩くこと約20分、上げ馬神事で有名な多度大社到着。
今は閑散としていますが3~4日後は初詣での人でにぎわうのでしょうね。




いよいよ多度峡から入山です。以前紹介したもう一つの多度峡ルートから登ります。






きょうは風も無く暖かいので、完全防寒の状態での登りは汗ばんできます。




途中見つけた休憩ポイント。丸太で作ったベンチやザック掛けがあります。
そこからの展望が下の画像です。






逆光でちょっとかすんで見えすがまずまずの展望です。





その後多度峡の「瀬音の森コース」に出てすぐまた別ルートへ折れます。
以前紹介した30番鉄塔~石津御嶽コースです。




落ち葉の敷き詰められた林の中を進みます。




やがて林道へ出ます。この辺りから残雪が出てきます。





尾根道の分岐路です。右が30番鉄塔経由での石津御嶽方面です。
まずは30番鉄塔目指します。

ちなみに前を行くのは友人Y氏ですが、オネエではありませんのであしからず。






30番鉄塔到着。上空やや雲がかかってきましたがまずまずの見晴らしです。






景色を見ているとここへよく来る年配の方とお話させていただきました。
その方いわくこの付近ではここが一番の展望ポイントとのことでした。
たしかに鈴鹿山脈全体が見渡せ、木曽三川、伊勢湾、知多半島なんかも見渡せます。


年配の方へあいさつをして先へ進みます。



最初の分岐で分かれた道とここで合流のようです。




斜面に残雪が多くなってきました。




美濃松山山、山頂 三角点との案内看板。
気になるので寄り道します。




脇道それること1分くらいで三角点発見。
非常に小じんまりしたところにあります。





この三角点の概要はこの看板の通りだそうです。
ちなみに帰宅後私の持っている国土地理院発行の25000分の1
スケールの地図で標高613.2mの地点の記載を確認できました。




さらに進んでいくと日蔭の残雪がだんだん多くなってきました。





だいぶ雪山っぽい雰囲気になってきました。




見晴らしのいいハンググライダーの発進場所に到着。
まるでスキー場の斜面のように雪が残っております。
時刻もちょうど12時過ぎです。雪のない日向を選んでランチ休憩とします。




今日もいつものラーメンとおにぎり2個。
風も無く日向は暖かいです。なので湯も問題なく湧きます。
しかし友人Y氏のプリムス、153ウルトラバーナーの火力は羨ましい限りです。
私と同時に沸かし始めても必ずY氏の方が早く湧きます、持ち運びもコンパクト
になります。唯一難点はバーナーの音がうるさいこと、風もない山中にまるで
ガス溶接でもしているかのごとくバーナー音が響いておりました。
けど次コンロ買うことになったらあれにしよっと思う今日この頃でした。




食後のコーヒータイムをグライダー発進台より絶景を眺めながら楽しむ友人Y氏の後ろ姿。
けして立ち〇ョンしているわけではありませんのであしからず。




グライダー発進台からの景色がこれです。
絶景ですがここから生身の体で飛び出すことを考えると恐ろしいです。




風も無くあまり寒くはないのですが西から厚い雲がだんだん迫ってきました。
夜から雨の予報なので休憩もほどほどで先へ進みます。




しばらくは林道を歩いて進みます。
目指す石津御嶽はもうすぐだと思われます。



続く


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