2018 穂高岳 TREK Part4
お待たせしました。
北穂分岐から奥穂高を目指して縦走の始まりです。
久しぶりの岩稜歩きにワクワク、ドキドキです。
振り返ると大キレットから槍ヶ岳。
ザイテングラートも見渡せます。
これから進む稜線。
何処がルートなの・・?
ルート見つけました。
岩に書かれた矢印。
完全に奈落の底を差していますね~。
先行者のヘルメットが見えますよね、この崖を下りて行く感じです・・・恐・・
足下が切れ落ちたルートの向こうには雄大な笠ヶ岳
次はあの丸印の下に書かれた矢印に向かうのですね
その矢印の上まで来ると、一瞬進むの躊躇しちゃいます・・・
それはどう見ても普通に歩いて通れる道はないのです。
なのでしっかり安定した岩を見つけて三点支持を意識して手足を運んで進みます。
今度は崖登り。
見晴らしの良い大岩が出てきました。
そこからの眺め、このハードなルートをも忘れる程の絶景です。
振り返った画像。
何処をどう通ってきたのかな~?
奥穂方面。
比較的歩きやすいルートのなったと思ったのも束の間・・・
鎖を使った崖の降下です。
着地地点が見えませんよ~。
しかもここで進むペースの速い私を先行者の方が道を譲ってくれました。
本当は誰かの後を付いていく方が安心出来るのですがね・・・
何処も難所って感じのルートを進んで来ます。
そそり立つ岩。
眼下には次の先行者が・・
どんだけ崖の上り下りをしているのでしょう。
今度は道をゆずって貰わないように一定の間隔で付いていこうと思います。
降りたら登ります・・
登ったら降ります。
ここも矢印は崖下を差していますよ~。
足踏み外したら見えなくなるところまで落ちてっちゃいそう・・・
飛騨側を歩くと笠ヶ岳が良く見えます。
振り返った画像。
飛騨側の崖を進んで来ました。
進む切れ立った崖の足下には高山植物がかわいい花を付けています。
この緊張の続くルートにこんな花が咲いていると癒やされますね~。
これから進んで行く稜線。
奥穂高まではまだまだありますね。
ちょっと見づらいですが遙か前方の崖に2人の先行者の姿が見えます。
ここから見るとロッククライミングでもしているように見えちゃいます。
本当に登山道あるの~?
最低コルと言う場所に到着。
(コルとは稜線の中で低くなった所言う)
最低コルから涸沢の眺め。
こうやって見るとそのまま普通に歩いて降りて行けそうに見えちゃいますね。
けど実際は危険なので行っては駄目ですよ。
だんだんハードな崖登りのルートが近づいてきます。
鎖を使って登っている先行者二人の姿。
到底登山道とは思えません。
鎖場をのぼりきると今度ははしごが見えます。
いよいよその崖下まで来ました。
まずは鎖場を登ります。
結構垂直ですね・・・・汗
鎖場を3カ所クリヤーすると今度ははしご。
はしごを登り切って振り返った画像。
画像中央やや上に鎖が下がっているのが分かると思いますがあそこから登ってきて
崖のむこうにあるはしごを登って鎖を使いつつ崖の際を移動してここの足下にある杭
に手を伸ばしてこちら側の登ります。
文章で書くと非常にわかりにくいと思いますが、分かりやすく言うと壮大な自然のなかのアスレチックですね。
楽しいのですがここも失敗して落ちたら大変なことになっちゃいます・・
これから進んで行くルート。
何処が・・・?
って感じですね~。
またもや鎖場。
その後も鎖のある斜面をトラバース気味にジグザグで登って行きます。
そんな岩の急斜面に咲く可愛い花。
すぐ眼下には雪渓があります。
雪渓上を吹き上げてくる風は天然のクーラーの風です。
直射日光を浴びてずっと歩いてきた身体には凄く心地よくクールダウンする
為に暫く立ち止まります。
ここも杭を使って登って行きます。
杭のあった崖を登り切ると比較的歩きやすい稜線に出ました。
ジャンダルムから西穂高岳、焼岳方面が見渡せます。
飛騨側からヘリコプターが上がってきました。
荷揚げのヘリでもなさそうであっという間に前方の尾根を越えて消えていきました。
その後尾根道を進んで行くと山頂の看板が見えてきます。
11:15
標高3110m 涸沢岳登頂。
涸沢岳山頂から涸沢を覗くとこんな感じ。
涸沢岳登頂からの奥穂高方面の景色。
左端が奥穂高岳。
中央の黒く見えるピークがジャンダルム。
右端が西穂高岳。
奥穂高から西穂高までのルートは国内の一般登山道の中で最難関のルートと言われる
ルート。
いつかは行ってみたいな~。
涸沢岳山頂から奥穂高山荘へ向かって下って行きます。
山荘脇にはヘリポートがあります。
涸沢岳方面を振り返った画像。
11:40
無事穂高岳山荘に到着です。
今日はここに宿泊予定です。
山荘前からは前穂北尾根が綺麗に見えます。
時間もちょうど良い頃なのでここで昼食をいただいてから、奥穂高岳へ登ってみる事
にします。
オーダーしたのはうどん。
とても美味しかったですよ。
40分程休憩してから外に出ると、空には厚い雲が・・・
さっきまでは晴れていたのに~。
山荘脇からの登山道を上って行きます。
いきなりの急斜面にはしごが2本掛かっています。
はしご登り切るといきなりこんだけ登ってきます。
序盤の急斜面を登りきるとあとは比較的歩きやすい登山道になります。
前穂北尾根もガスに霞んでいます。
登山道脇にあるピッケルの道標。
岩岩のルートを進んで行きます。
ジャンダルム方面
信州側からどんどんガスが流れてきます。
13:05
標高3190M 奥穂高岳登頂。
しかし残念ながら山頂は雲の中・・・
ちなみにこの奥穂高岳は日本で第三位の標高なのです。
日本一はみなさんご存じ3776Mの富士山。
二位は標高3192M南アルプスの北岳。
で、この奥穂高岳が三位になります。
しかしこの山頂に立つ3M近いケルンの上に立つと北岳を越える標高に立った事に
なるらしいのです。
勿論、登ってきましたよ。
ケルンの上にはこんな石で造られた祠のような物があります。
山行の無事をお願いしておきました。
山頂から見るジャンダルム方面。
すっかりガスに霞んでしまってますね。
展望もなにも無いので写真撮っただけで下ります。
下ってくると山荘付近もガスに覆われてます。
無事山荘まで下ってきました。
今回の目的だった北穂高岳から奥穂高岳の縦走を終えた乾杯をします。
昨日の失態を教訓に今回の乾杯はソフトドリンクです・・笑
外のテラスで休憩してから山荘にチェックイン。
17時
夕食です。
夕食はこんなメニュー。
ここでもがっつりお変わりさせていただきました。
食後、山荘裏手から笠ヶ岳の向こうに沈む夕日を眺めに行きました。
他の宿泊者の方も皆さん思い思いにカメラやスマホを構えてました。
夕日に照らされたジャンダルム方面。
今は奥穂高岳の山頂も晴れているのでしょうね~。
ちょっと残念ですがそれも山です。
又次回を楽しみにします。
その後、山荘に戻り、読書やラインをして時間を過ごし、21:00には就寝。
明日はザイテングラートで下山します。
良い天気になりますように・・・
お休みなさい zzzz
Part5に続く