北アルプス穂高岳 Part 3
AM5:00起床
一晩中小屋付近は強風に煽られていました。
しかし小屋泊にも慣れてきたのか結構熟睡出来ました。
AM6:00
食堂にて朝食を頂きます。
窓の外は相変わらずの強風が吹き付けていますが雨は降っておらず陽も出ている感じ。
天気予報通り回復に向かっているのかな~。
部屋に戻り出発の準備を整えて小屋を出てみると・・・
まだ地面は濡れてますが晴れてます~!
ヤッタ~!
風はまだ強いですが今日の天気は期待出来そうです。
朝陽に照らされる西穂山荘。
ザックをデポされている方もみえますね。
私、今回も山頂までの(調子よければ間ノ岳)ピストンの予定なのでザックのデポを
しても良いのですが何かあったときに軽装だとちょっと不安だし、今後のトレーニング
もかねてフル装備で行きます。
AM6:30
出発です!
小屋の外ではスタッフさんがヘリコプターでの荷揚げの準備をされてました。
スタッフさんに「お世話になりました!」って挨拶をして登山道へ向かいます。
登山道はいきなりの急登で始ります。
やっぱり朝一でこの登りは辛いですね・・
ある程度登ると西穂高岳への稜線が見えてきます。
天気は最高に良さそうですね~わくわくしてきます!
で、左手に見える景色は~・・・・
ジャ~ン!
雲海から顔を出す笠ヶ岳~!
こんな綺麗な青空と雲海の景色を見るのは私初めての経験です!
めっちゃテンション上がってしまいます。
AM6:40
丸山到着。
テンションが上がってる為かペースも昨日よりハイペースになっちゃってるみたいです。
丸山から見る西穂高岳。
雲海の中に浮かぶ新穂高ロープウェイの山頂駅の建物。
「天空の城」状態になってます~。
すごい・・・。
登ってきた稜線を振り返るとこんな感じ。
雲の中から頭を出している焼岳(右側)、乗鞍岳(中央奥やや右)。
乗鞍岳、8月に嫁さんと行ったところ。
たぶんですがバスターミナルがある畳平の建物も見えていますね。
昨日はこの辺りでは全く西穂高方面の展望はなかったのですが今日ははっきり
見えてますね。
昨日引き返したポイント通過。
風は強いですが昨日ほどではないので問題なく進めます。
独標が近づいてきました。
登山者の方も確認出来ますね。
独標直下まで来ました。
今からあの岩壁を登ります。
道路標識?に沿って進んでいきます。
ここまではちょっとハードなトレッキングレベルでこれますがここから先のルートは
手足を使った岩稜登山へと変わっていきます。
独標の登り途中でちょっと止まって景色を撮影。
今、登ってきたルートを見下ろします。
この高度感、久しぶりなので冷静になるとちょっとビビってしまいます。
AM7:20
11峰 独標に到着。
周りには誰もいません。
平日、単独行の醍醐味ですね~!
笠ヶ岳山頂付近の雲も取れて青空、稜線、雲海が良い感じに見えます。
ちなみにこの11峰から主峰の西穂高岳まで11のピークがあるということです。
5分ほどの写真撮ったり休憩したりしたあと独標を下ります。
いきなり難易度が上がりますね。
これから進んで行く岩稜のルート。
先行する登山者の方が見えますね。
あんな所を通るのだと思うとわくわくドキドキですね。
梓川の流れも見下ろせます。
独標から5分ほどで10峰通過。
10峰から振り返った独標。
一人登山者の方が見えますね。
昨晩山荘で一緒に食事をさせていただいた単独行の女性のようです。
一人で西穂高岳までピストンされるそうです。
9峰に到着。
9峰を通過すると主峰までのルートで最大の危険箇所。
足場は岩に書かれた矢印の下にある岩のくぼみしかありません。
その岩の下は遙か奈落の底のような斜面になってます。
慎重に3点支持を意識して通過します。
8峰到着。
8峰からさっきの危険箇所を望遠で撮影。
あの矢印の書かれた斜めの岩に張り付きながら通過しました。
あの岩の下には遮る物が何もないのがおわかり頂けると思います。
8峰、通称ピラミッドピークを通過。
その後も岩稜を進みます。
7峰通過。
ここは鎖張られてますがそれほど必要性は感じません。
6峰通過。
そこで見つけた「たぬき岩」
あの大きな岩の上に飛び出した岩がたぬき岩ですかね。
前回来たときはガスの中だった為か気づきませんでした。
振り返ると今まで越えてきたいくつものピークが見渡せます。
4峰到着。(5峰は見逃してます、前回もそうだった気が・・・)
4峰は通称「チャンピオンピーク」と呼ばれるようです。
エライ立派な名前ついてますが大して苦労せずとも登れちゃいます・・
ここまで来ると主峰の西穂高岳山頂が見えてきます。
もうすぐです~!
3峰通過。
ここの通過も冷静に見ると結構な岩壁にルート付けられていますが、テンション上がって
いる為か怖さはありません。
2峰通過。
この辺りに来ると地面に霜柱の出来た跡があります。
明け方の気温は氷点下だったのでしょうね。
いよいよ主峰の登りに取り付きます。
ここも道路標識に沿って登っていかないと危険な箇所はいくつもあるので
気が抜けません。
主峰と書かれた岩が見えてきました。
西穂高岳山頂はもうすぐです。
私これで2度目ですが前回の山頂はガスの中で全く展望はありませんでした。
今回は快晴です。
快晴の中どんな景色を見ることが出来るのでしょうか。
もったい付けちゃいますが、長くなってきたので山頂の様子は次回Part4で
お伝えしますね~。
お楽しみに!
続く