霊仙山ーTREK(前編)

12月になっても暖かな日が続いておりますがそんな中の
いつもの山友の強烈な晴れ男の友人F氏との登山の様子をお伝えします。


前日、飲み会だった私のせいで山に出かけるには遅めの自宅8時出発。
目的の山はというと鈴鹿山脈より少し北に位置する霊仙山標高1083mの山です。
登山口は関ヶ原、米原、多賀町からあるようですが今回は御池岳-TREKで紹介した
鞍掛峠(国道306号線)を経て多賀町に入りそこから林道を抜けて多賀町、
今畑登山口から入山する予定です。
ちなみにその今畑という登山口には山と高原の地図にも記載されていますが廃村が
存在します。


前置きはこれぐらいにして行ってみましょう。









で、いきなり登山口到着。
友人との山行なのでいつものように道中の写真はありません。
ちなみにこの車は友人のホットなアメ車、シボレーアストロです。
90年代のバブル末期を彷彿こさせるナイスな車です。
小屋に激突して慌てている友人の姿・・・ではありません。
狭い林道わきの朽ちかけの小屋の横のわずかなスペースになんとか駐車して準備します。






準備を済ませていざ登山口へ。
ここにも注意看板多数あります。
登山届、クマ出没、遭難多発などいつもの看板なのでたいして驚きませんが、
まず、一番心配なのはなんといっても時間です。
なんと現在時刻午前10時です。遅めに自宅発を出発した為、東海環状線の工事での
通勤ラッシュに巻き込まれ渋滞。渋滞をやっと抜け峠を越えて林道に入ると今度は
アメリカンなナイスボディーなアストロ君には日本の林道という道は苦手なようで
激狭ルートの連続で思うように走れず。
結局約2時間かかって登山口へ到着。
日暮れの早いこの季節大丈夫なんでしょうか・・
そんな心配をしながらも出発です。






登山道はしっかりした踏み跡のある急斜面で始まります。






小屋寸止めのアストロ。なかなかのドラテクですね~
しかし横の小屋を見ると朽ちて半壊しています、なのでアストロの目の前の小屋も
ドリフのコントのように一触倒壊の危険があるかも?





古い石垣脇につるされた霊仙山の道標。







林道から10分ほどで集落が見えてきました。





登山道は集落跡と思われる中を進みます。





手洗い場のような建物が出てきました。





湧水でしょうか?奇麗な水でしたよ。







かなり大きな建物があります。近くに行ってみたらお寺のようでした。
もちろんこの集落にはもう人は住んでいませんが、お寺はまだ管理されている
ようでした。






こちらは蔵のようです。このほかにも幾つか蔵や住居跡がありました。
初冬の季節にこの日の当らない廃村ってのは寂しげな雰囲気が漂いますね・・・・






集落の古い石垣の間を抜けて登山道を進んでいきます。






歩き始めて20分程でやや木漏れ日のあるルートに出てきました。






目指す霊仙山も見えてきました。





急な登りでしかも無風。
私、昨日の飲み会の影響か12月とは思えない暖かさの影響かどちらかわかりませんが
いつになく汗が吹き噴き出します。





笹峠で急な登りは一旦終わり、歩きやすい尾根道のようになります。





目指す霊仙山は目の前に迫ってきました。





数少ない道標。
このルートは鈴鹿山脈の山に比べて道標は少ない感じがします。






いよいよ本格的な登りの始まりです。




かなりの急斜面です。






しかも岩と砂地の急斜面。踏み跡もはっきりしていなくて歩きにくいが
どこでも歩けてしまう感じ。なのでかえって疲れてしまいます。




登っても登っても岩と砂地の急斜面。
木もほとんど生えていません、まるで森林限界を越えたようです。






そんな辛い急斜面の登りですが、振り返るとすでに絶景が見えています。
滋賀県、彦根市方面と思われます。






こちらは、御池岳、藤原岳方面。中央の台形の山が御池岳と思われます。





景色を見ながら休憩をし、さらに辛い岩々のルートを登って行きます。






登り始めて1時間半程で岩々の急斜面を登り切り尾根上に出ました。
尾根に出るとすぐに「近江展望台」ってところが出てきます。
そこから景色が下の画像です。





琵琶湖が奇麗に見えます。こちらは琵琶湖北部の長浜付近ですね。
昔はよくバス釣りに出かけた辺りです。




こちらは琵琶湖南部方面。対岸の山は比叡山でしょうか?
しかしさすが日本一の湖ですね、端の方までは見渡せませんね~





こちらが養老山脈方面。中央奥の鉄塔のあるやや低い山脈がそれです。




こちらは三重県側の景色。
右端の山の肩が藤原岳。左が三国岳と思われます。
画像奥に中部電力川越火力発電所の煙突の見えるのですが写真では見難いですね。





景色を見たあとは山頂に向かいます。




まだまだ岩々のルートが続きます。


歩きにくいですがまるで北アルプスの岩稜帯を進んでいる雰囲気で気持ちはいいです。






足元を見つめながら岩稜帯を進むF氏。
岩々ルートは不安定なのでどうしても足元をみてしまい歩きながらの
景色は全く楽しめません。





岩稜帯を歩くこと約30分、やがて岩が少なくなって土の地面になりました。
歩いてきた方面を振り返った画像。






目指す霊仙山が見えてきました。今いる尾根を一度下ってまた登る感じです。





良く見るとてっぺんに山頂の印の柱が確認出来ます。
木も生えていない岩の多い山頂にみえる白い柱、鈴鹿の山とは違いこれも
どことなく北アルプス的な雰囲気に感じるのは私だけでしょうか、
もっとも北アルプスって言ってもまだ一回しか行ったことございませんが・・


雲ひとつない最高の天気ですので360°遮るもののない山頂からの景色を
楽しみに歩みを進めます。




山頂からの景色は後編で、お楽しみに~



続く



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