仙ヶ岳ーTREK (前編)

今回は久しぶりに友人との山行を紹介しますね。


その友人とは我らの登山の師匠友人F氏です。
登山において、いや、そのほかでも数々の伝説を今なお、作り続けている
レジェンド、尊敬?すべき人物です。
ま、人物紹介は今さらなので適当ですませて、本日の目的の山の紹介をしますね。


「仙ヶ岳」標高961mで三重北部に位置する鈴鹿山脈の中でもかなり南に位置して
おり東海道の難所の鈴鹿峠にほど近い山です。


前置きはこれぐらいで行ってみましょう。









本日は友人との山行なのでいつものような道中の写真はありません。
8時10分 いきなり登山口です。
自宅より東名阪を飛ばし登山口のある林道を車で5分程走り通行止めの個所にある
3~4台ほどの駐車スペースに車を置いて準備します。
先行者のご年配の方が準備を終えて歩き始めるときに挨拶がてら私たちの予定ルートを
尋ねられました。「南尾根から登り、白谷道で下ります」と伝えます。
私がその方に同じ質問を返すと「ぐるっと回ってくるで、ここへ戻るの6時ごろになる」
とのこと。
私たちはここは初めてなのでその「ぐるっと」がどこを意味するのかわからないまま
「そうですか~、お気を付けて~」と見送りました。
しかし心の中で「ぐるっと」が引っかかっていました。というのは私たちも登りと下りは
違うルートでぐるっと回ってくる予定なので、まさかそのルートが朝8時過ぎに出て
午後6時ごろにやっと戻ってこれるルートではないのか心配だったのです。
もしそうなら休憩を入れても9時間は歩きとおすルートということなのでかなりハード
です。しかし昨夜自宅で見たガイドブックにはそんなこと書いていなかったと
思われるので大丈夫であろうとのことで準備を続けます。





駐車スペースには、ま新しい登山者向け看板が設置されています。





準備を終え、車両進入禁止の林道へ歩みを進めます。
しかしここの林道はゲートという物は存在せず、頼りないトラロープだけです。






しかし5分ほど歩くと天然の通行止めゲートが出現。
完全に車両通行止めですね・・・





その後も古い林道を歩きます。





20分ほどで林道終点になりいよいよ登山道へ入って行きます。





登山道序盤はこんな感じのルートです。





途中に、帰りの予定の白谷コースとの分岐が出てきました。
登りは南尾根コースを進みます。





ごろごろとした岩の点在するルートを登って行きます。






すると先ほどの駐車場でお話ししたご年配の方に追いつきました。
追いついた私たちに気付いたご年配の方は私たちに道を譲ってくれました。
追い抜きざまにお礼と、再度予定のルートを聞いてみます。
返事は御所平方面から回って帰ってくるとのことでした。
その時はピンとこなかったのですが後で地図を見直して私たちのルートとは
違うことが分かり安心しました。





ご年配の方を追い抜くと登山道は大きな岩の転がるガレた急斜面に変化します。
歩き始めから結構ハイペースで進んできた為この当たりで小休止します。
暫くすると先ほどのご年配の方がマイペースで追い抜いていきます。
その方かなり山になれている方のようでなだらかな所も急なところもほぼペース
を変えずに進んでいきます。
我々、初心者とは違うようですね・・






その後も土石流の爪痕のような急斜面を登って行きます。






こんな感じの急斜面です。
浮石も多いので油断をすると転倒や落石を起こしてしまいそうです。






尾根が見えてきました。






歩き始めて約1時間で尾根上に出ました。
案内看板が出てきます。山頂方面は左方面ですが右方面にある「滝谷不動明王」って所
に寄り道してみます。





尾根道を2分くらい進むと大きな岩が見えてきました。





その岩に中央部分がくりぬかれ中に石像が見えます。






こちらが不動明王様。
ガイドブックによると「江戸時代に野登寺の住職が彫らせたもの」と
書かれています。野登寺はこの仙ヶ岳から尾根伝いに通じている野登山にある
寺だと思われます。しかしガイドブックには誰に、何のためにが記載されていません。
なんか非常に中途半端な知識になってしまいました・・





不動明王の祀られている大岩の上に登れるように鎖と梯子が設置されています。
勿論登ってみることに。





上に上がるとお地蔵さんが三体祀られています。
その後ろにある岩を登ってみるとそこには素晴らしい景色が!
その画像が次です。








南東の景色。遠く伊勢湾が望めます。





南西の景色。滋賀県 甲賀の山々。







間近には新名神高速の高架橋がはっきり見渡せます。
あまりの絶景なのでここで10分ほどの休憩を取ります。







休憩後に尾根道を山頂方面へ進みます。
するといきなりの急登。ロープを使って登ります。






ロープを使って登る師匠F氏。






その後もこんなロープを使うような斜面がいくつも出てきます。




ここは岩登り的ルートですね。





その岩を登りきった所の景色。





周りにも岩場が点在しています。






尾根を進むと幾つかの岩のピークを通過します。
体力的にはつらいのですが展望が開け気分は爽快です。
また景色がいいのでその都度写真撮影での休憩をします。






すぐ横に野登山の頂上の鉄塔が見えます。
ちなみにこの山の頂上は天気が良いと私の職場から見えます。
仕事はじめの朝礼中に南西方面をみると建物の間からかろうじて山頂部分だけ見えます。
山に興味持ち始めたころ「あの鉄塔のある山はどこの山だろう?」なんて朝礼中に
気になっていました。







さらに岩のピークを幾つか越え山頂を目指します。











出発から約3時間。かなり登ってきました。
とあるピークでの休憩。





北方面の画像。画像右端の特徴的な三角の山頂が鎌ヶ岳。
その少し左に御在所岳。うっすらロープウェーの山上駅が見えますね。
画面左の鉄塔がMTB散策で行ったことのある鉄塔。
画像中央のこんもりした山で少し岩場がみえているところが宮指路岳、以前このブログ
でも紹介しています。





休憩後暫く進むとこのルートの名物的存在の「仙の岩」へ到着。
すごくアンバランスな感じで大きな岩がそそり立っています。
この岩ガイドブックに紹介されていたので楽しみにしていました。
「すごいな~」なんて感心しながら岩に近づいて写真とっていると
そこで休憩していた年配の方が「この岩倒れるとあかんで見とってくれよ!」
とオヤジギャグを残して立ち去って行きました・・・(;一_一)




仙の岩からの景色。
ここからは山頂はもうすぐです。写真を撮りがてらここでもちょっと休憩。





ルート分岐が出てきました。






真っ直ぐ行くと野登山。
仙ヶ岳山頂は左方面へ進みます。







途中、帰りの予定ルートの白谷コースの分岐が出てきます。
ここは直進します。






山頂手前の最後の登り。






「仙ヶ岳」標高961m
11時40分 歩きはじめて約3時間20分で登頂。ほぼ標準コースタイムです。
友人との話しながら、休憩を多めに取っているので一人での山行よりは時間かかった
気がしますが、楽しかったのでオッケーです。


ここで大休止。時間も良いころなのでランチタイムとします。


ランチの模様は後編で・・ 何かが起こる予感が・・・・お楽しみに~


続く


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