御在所岳 本谷ルートーTREK(前編)

秋雨前線の影響で雨が多い今日この頃。


西穂高登山のまえにNEWシューズの慣らしと運動不足の私の身体の
慣らしもかねた御在所本谷ルートへの山行のレポートしますね。


前日の天気予報では久しぶりの晴れの予報。仕事から帰宅後にせっせと山の準備
します。久しぶりなので準備にも時間がかかります。


いつもより一時間早く起床の予定でそそくさと就寝。


で、翌朝、天気予報とおりの上天気を期待して素早く起床、


外を見ると・・





お分かりいただけますでしょうか?
なんと、年に1回有るか無いかの濃霧・・
太陽は出ているので天気は良いと思いますがなんとなく心配です。
しかし、出発するころには晴れてくるだろうってことで準備します。






午前7時過ぎに自宅出発。
かなり霧は晴れてきましたが近所の裏山はまだ雲のようなきりに包まれています。





いつもの新名神の工事現場。やや雲は多いですが御在所岳も確認出来ます。
どうやら天気は問題なさそうで安心しました。





本日目指す、御在所岳。雲が多く若干霞んでいますね。





鈴鹿スカイラインの旧料金所の駐車場を目指します。
ちなみに画像の駐車車両脇から延びる道を進むとG/Wに友人たちと下った御在所岳
裏登山道へつながります。





旧料金所の駐車場へ到着。さすが平日です。駐車場は空いていますね。





今回初のシューズ、以前このブログで紹介したアディダスのシューズです。
購入後なかなか履く機会がなく今に至ります。
今回の本谷ルートは岩登り個所が多数あるそうなのでこのシューズの真価が
発揮されるのを期待しています。





準備を済ませ登山口まで車道を進みます。






G/Wにも来た「中登山道口」。
中登山道は画面の右方向へ進みます。
本日向かう本谷ルートは左方面の朽ちかけの赤い橋を渡って進みます。





これがその赤い橋です。
赤いと言っても赤さびの色ですね。なんか不安な橋です・・・




橋を渡って暫く階段を上っていくと見たまんまですが「御在所山の家」が出てきます。
現在は使われていなさそうな寂れた感満載の建物です。
この建物の左側奥に「一の谷新道」というルートがあります。
目指す本谷ルートが画像右側手前方面に入口があります。
今回私このルートは初めてチャレンジしますが、この本谷ルートは御在所岳の登山道の
なかでバリエーションルートの位置づけで「山と高原の地図」や菰野町観光協会発行の
御在所岳の登山マップにさえ記載がありません。
なので、ネットでこのルートを紹介しているサイト、ブログ等を調べまくりました。
結果、初めて訪れる所ですが要所の景色はほぼ頭に入っており迷うことなく進みます。




ここが本谷ルートの入口、ネットの幾つかのサイトで紹介されています。




入口から暫く登山道を進むとすぐに河原へ下りてきます。
このルートここからほぼこの谷を登って進むこととなります。




いきなり一般登山道ではほぼありえないような沢登り的なルートとなります。




暫く登った所の大きな岩のところでヘルメット装着します。
私純粋な登山でヘルメット装着は初めてです。(MTBからの登山ではかぶってたことも
ありますが)
昨日までの雨のせいなのか岩が濡れており場所によってはかなり滑りやすく
なっています。なので万が一に備えてのヘルメット装着です。




さっそく大きな花崗岩の一枚岩の上を進まなくてはいけない感じの所が出現。
濡れて無ければ問題なさそうですが下手すると滑りそうです。
しかも写真では分かりにくいですが結構斜度あります。
四つん這いになり足裏に神経集中させて滑らないように登っていきます。





こんな感じの沢登り的ルートが続きます。





さすがに奇麗な水ですね~。





行けども行けども沢が続きます。





途中にルートの目印の赤テープが沢から斜面へと続いていきます。
まだ沢を登って行けそうな感じでしたが、テープを信じて斜面を登ります。




かなりの急斜面を息を切らして登っていくとやがて眼下に滝がかすかに見えてきました。
沢のルートは滝で行き止まりになってしまうのでこの巻き道があるのだなと思いそこで
ふと気付きました。
「しまった下の沢ルートの突き当たりにチョックストーンが有るはずだ」
チョックストーンとは滝の上部の崖の間に挟まった大きな岩のこと。
ネットのサイトでよく紹介されており間近で見るとかなりの迫力だそうです。
楽しみにしていましたが今迄の急斜面を引き返してまで見に行く気になれず、次回に
持ち越しと決めて先に進みます。





巻き道からまた沢に下ります。
この沢の下流に例のチョックストーンがあると思われます。




沢を進んでいくと先行する4人のパーティーと遭遇。
結構年配の方々に見えますが先頭の方は7~8mは有りそうな一枚岩を
果敢にも登って行ってます。
それを見ていて私不安になってきました。岩登りやボルダリング等の経験は
全く有りません。しかもあんな滑りやすそうな凹凸のあまりない岩を直登出来る
気がしません。結構上部で滑落してしまったら・・・
想像するとまず登れない気がしますよね・・・
そのまま眺めていると登りきった先行者がロープを下ろしはじめました。
下の人がそのロープを頼りに岩登りチャレンジしています。
私も仲間に入れてもらおうかな・・なんて考えていると、待っている一人の人が
私に向かって手でゼスチャーしています。(沢の音で声は聞こえません)
手で右?、左?ってしている感じ。
(そっか!岩の直登りと他に右側の大きな岩の方にも進めるルートがあるのか)
と思い近づいて見ます。離れて見ていたら大きな岩方面は行けない感じに見えましたが
実際はさほど苦労することなく上へあがることが出来ました。
ってことはこちらの年配のパーティーの方々はあえて岩登りをチャレンジされている
方たちなのですね~、すごい!






岩の上へあがった所で下を見るとこんな感じです。
一人の女性の方がロープを使って登っている真っ最中ですね。
私もあれくらいの岩なら簡単に登れるよ、なんて位になりたいですね~
ボルダリングから始めようかな~、なんて考えながら進みます。




その後も容赦ない岩登りが続きます。
しかしこのルートは三点支持を意識して登らないといけない所が多数出てきます。
なので岩山登山の入門には良い所かも知れませんね、沢登りの入門的な感じも
しますが。





オーバーハングした岩に付けられたルートの目印。






またもや大きな岩が行く手を阻みます。
ルートの赤ペンが岩の上部に付いているので完全にここを越えて進めって
事ですよね。この岩私の身長以上は軽くあります。しかも湿って苔生えて
ってことで全く登れる気がしません。


しばし呆然とします、そして辺りをくまなく見渡すと左手の方に人工物発見。




左手の方へ進むと手の届くところにハーケンにUボルトが付けられています。
これを利用しろってことだなと思いそれを使いなんとかクリヤー。






ロープなんかも出てきます。ここはロープ使わない方がスムーズに登れる
気がしますが。






かなり標高上がってきました。景色少し霞んでいますね。
止まって休んでいると風はさわやかで気持ち良いのですが、登っている最中は急斜面
の登りの連続で運動量が多いからか大汗かいてしまってます。




ここも濡れた滑りやすそうな一枚岩の上を進まなければなりません。
ロープが無ければクリヤーは難しそうですね。





ついに出ました。三角岩、別名ジョーズ岩とも呼ばれているそうです。
この岩もこのルートの名所らしいですね。私、ここも楽しみにしていました。





なぜ楽しみにしていたかと言うと、このロープを伝って登るルートと、





この沢伝いにあのジョーズ岩の下をくぐるルートが存在するそうなのです。
岩にルートのマーキングがあるの確認出来ますね。





この岩の下を流れる沢を伝って潜り抜けるようです。
雨上がりなので他の人のサイト等で見た感じより水多い気がします。
ちょっとためらいましたがせっかくなので少々濡れ手でもくぐりたく思い進みます。





ザックしたままでは潜れなさそうなのでザックを下ろし先に置いておき後から
潜ります。なんか冒険気分です。




岩の上部へ出た所。
この穴から這い上がります。
おかげでザック汚れてしまいましたが楽しかったので良しとします。




ジョーズ岩を過ぎると単調な岩の沢をひたすら登ります。





振り返るとロープーウェーと下界の景色が見渡せます。
ちょうどロープーウェーの下を進む感じですね。ゴンドラの人も見える
距離です。





頭上はこんな感じ。






なんと滑車が落ちてます。!ロープーウェーの物?
こんなのが落ちてきたら一大事ですよね!!





こんななにやら古びた鉄の枠みたいなものも落ちてます。
上の画像の滑車もこれも、このロープーウェー建設当時の残骸なのでしょうね。





ゴンドラの向こうに見える手すりのあるところ、G/Wに中道から登って登りきった
所の展望台(その時は雲の中で全く何も見えませんでしたが)だと思われます。






ロープーウェーの山頂駅の建物が見えてきました。
どうやら山頂はもうすぐのようです。



ちょっと長くなってきたので続きは後編で。



つづく


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