竜ヶ岳ーTREK Vol.2(前編)

今日は鈴鹿7マウンテンの一つの竜ヶ岳へのチャレンジです。


実はこの山、私2度登頂しております。
昨年このブログでも紹介していますが石榑峠からのルートでの登頂が2度あります。
7マウンテン登頂チャレンジをするにあたって後は入道ヶ岳を残すのみですが
この竜ヶ岳はちゃんとした麓の登山口からの登頂ではないためなんとなくきちんと
登った感が無かったため、入道ヶ岳の登頂まえに麓から登っておきたかったのです。


梅雨入り前の6月初旬、梅雨には入っていないはずですが天気は今一な感じのなか
いつもの宇賀渓までの道を車を走らせます。





目指す竜ヶ岳の山頂部は雲に覆われている様子。






宇賀渓の駐車場到着。ここで準備します。晴れていればここから山頂が
良く見えるはずですが本日は雲の中。雨降っている可能性もありそうです。
念のためカッパも持っていきます。





駐車場の管理人のおじさんに促されて登山届を出しに行きます。
もちろんおじさんに言われなくても出すつもりでしたがその方いわく
「今年の一月に単独でこの山に入った方が遭難し未だに見つかっていない。
そのため登山者には必ず登山届を出すように警察に厳しくい指導されている」
とのことでした。登山届ポストの脇に遭難された方の写真が貼ってありました。
その時の装備なんかも記載されていましたがきちんとした冬山の装備をされていた様子。
年齢もそんなご年配でもなさそうで、そんな方でも遭難をしてしまう山の恐ろしさを
感じました。






登山届を出して宇賀渓キャンプ場の中を進んで登山口に向かいます。







登山口へ向かう道中に古びた橋発見!
この橋の形見覚えあります。白く塗られていますが間違いなく石榑峠の旧道の橋と
同じデザインです。たしか昭和30年代前後の橋だった記憶があります。
興味のある方は「石榑峠ーMTB」をご覧くださいね。






橋に刻まれた年号を確認します。





「昭和三十・・?年三月竣工」読めません・・・
まっいっかってことで先へ進みます。







広い河原にそって進みます。ここの河原は夏は水遊びの子供たちでいっぱいに
なります。私も小学校のころ親に遊びに連れてきてもらった記憶があります。







舗装されたルートが続きます。この当たりで忘れものに気付きます。
それはグローブと地図。地図は3年ほど前に登頂した帰りにここの登山道入口までは
来たことありました。その時に駐車場の方に「宇賀渓登山道」というA4サイズのカラー
マップをもらいそれを持ってきていました。しかし本日登山届出すときにおじさんに
どのルートいくのか聞かれホタガ谷から登って中道で下りるというと現在ホタガ谷は
崩落しており通行不可なので金山尾根から登れと地図を見せてくれながら教えてくれ
ました。その地図はパっと見私の持っている地図と同じに見えたので金山尾根なんて
ルートあったかななんて思いながらも「分かりました」といって登山届に記入しました。


なんでわざわざそんなことをここに書いたかといいますと、この辺りで持っていた
その地図を開けてみるとやっぱり私の地図には金山尾根なんて載っていません!
山頂までのルートは石榑峠からの表道、下り予定の中道、で現在通行止めの
ホタガ谷を通る裏道の3本しか記載されていません。
おじさんに見せてもらった地図には他にも幾つかあった気がします。
完全に私の持っている地図は古い!ってことがここで発覚。


暫く立ち止まって考えます。
グローブもさることながら地図に載っていないルートを進む予定なので
地図持っていないと同じなので心配です。
しかし駐車場からは15分は歩いてきており、地図もらいに戻ると30分はロスします。
で、出した答えは山のベテランさんには怒られるかもしれませんが「先へ進む」です。
この山は随所に番号による案内看板と道標がしっかり設置されていた記憶があった
からです。
ってことで歩きはじめます。





道中、何かシェルター的な施設の入口発見。






「名古屋大学理学部 宇賀渓 地殻活動観測点」なる所です。
最近日本の火山活動が活発になってきているような気がします。
名古屋大学の方もここでそんな活動を観測しているのでしょうか?







東屋が出てきました。
ここにも行方不明の方の写真が貼ってありました。
私も一人での登山なので気を付けないとと思いながら進みます。







ここが裏道の入口。封鎖されています。






裏道登山口を越えると橋が出てきました。







3年前に来た時は吊り橋だった記憶がありますが現在は丸太の橋が普通に渡されて
います。しかし吊り橋の名残がありますね、ここも土石流の被害にあったのでしょうか。






川の上流には小さな滝が見えます。
案内地図にはこの付近に滝が幾つかあると書かれています。





滝への案内看板も出てきました。






また橋をわたって進みます。






新緑に白い岩。いい感じです。






「魚止滝」見に行ってみます。







「魚止滝」なかなかいい雰囲気です。
ここは行き止まりなので登山道へ戻ります。






登山道を進みます。





こんな岩いわの急斜面なんかも出てきます。






きました。金山尾根の分岐点。
やっぱり案内看板はしっかりあります。しかも新しいですね。
最近開拓されたルートなのでしょうか?。






序盤は歩きやすいルートです。






ところどころに木に付けられた番号標。ガイドマップがあれば現在位置が一目了然です。
マップがあればの話ですけどね・・






枝道にはロープが張ってあり迷い込むことのないようにされています。
このようにきちんと整備されていると安心して進む事が出来ます。
登山道整備されている方に感謝です。





木の根に覆われる尾根道。






写真では分かりにくいですが崩落した斜面を上から撮った画像。







またまた岩の急斜面を登ります。
手も使う斜面なのでグローブが無いのが気になります。






だいぶ標高が上がってきました。
周りの景色も霞んできました。






この尾根道もやがて雲の中へ入っていきそうです。






2~30メートル先に鹿を発見。むこうも私に気付いて様子をうかがっています。






上の画像の拡大です。小鹿のようです。白いお尻が良く見えます。







林を抜けて開けた尾根に出ます。





遠足尾根からの尾根道に合流しました。
竜ヶ岳方面へ進みます。






笹の尾根道を進みます。
目の前を雲が通り抜けていきます。幻想的な感じがしますね。





本来であれば正面にはこんもりした竜ヶ岳山頂が見えるはずですが
本日は残念なことに全く見えてきません。






頂上にかなり近づいてやっとうっすら見えてきました。
この低い笹の中の一本道を登りつめると竜ヶ岳山頂です。
展望は全く期待できない状態と思われますが一人黙々と山頂を目指します。




だいぶ長くなってきましたので山頂は続きの(中編)で、お楽しみに。



続く



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