雨乞岳ーTREK (前編)


5月も終わりに近い平日の休み、たまたま休みになった友人Y氏と
雨乞岳へ登山へ行ってきました。この雨乞岳は鈴鹿7マウンテンの一つ
なのでぜひとも登頂したい山でした。
この山を登頂すれば残るは入道ヶ岳のみとなります。
それでは行ってみましょう。




いきなりですがここは鈴鹿スカイラインの三重、滋賀の県境の武平峠のトンネル出口付近
駐車場です。
友人のドライブでの山行では道中の写真はありませんのでいきなり現地です。





で、いつものポーズを決める友人Y氏、登山への意気込み?を感じるポーズですね。





準備を済まし、登山道入り口を探します。
するとどことなく手作り的な看板発見。看板の示す方面へ向かいます。




入口発見。登山届用のポストも設置されています。





登山道入り口で見かけた看板。
なんか怖いこと書いてあります。
本日のルートは 武平峠~東雨乞岳~雨乞岳~杉峠~コクイ谷出合~
クラ谷分岐~武平峠の予定でした。しかし看板をみてちょっと2人してビビります。
というのも見てわかる通り「コクイ谷出合~クラ谷分岐」は危険個所が多い沢で
熟練者以外は入山控えるようにとのこと。
相談の結果危なそうな上記の区間は帰りのルートにするのではなく、行きのルート
に変更してヤバそうなルートなら引き返して東雨乞岳経由のピストンルートで
行こうとのことになりました。
ってことでまずはクラ谷分岐を目指します。





登り始めは手入れされた杉林の中を進みます。





道標も適度に設置されており安心して進めます。





歩き始めて4~50分位でしょうか、例のクラ谷分岐まで到着。
ここにもあの注意看板が設置されています。
この先のルートをのぞいてみますがここからじゃ良く分かりません。
危ないルートなんて書かれると怖いもの見たさでかえって行ってみたくなって
しまいますね。
ま、とりあえず進んでみて本当にヤバそうなら引き返すつもりで行ってみます。




クラ谷~コクイ谷出合ルートへ入ってすぐの所です。
沢沿いのルートです。やはりルートは手入れされている感じはあまりなく
荒れている印象ですが進むのを躊躇してしまうほどではありません。





こんな大きな倒木?流木?なんかも出てきます。





この沢には何の魚かは不明でしたが魚の気配が随所にありました。





こんな巨大な岩石の崩落も見られます。




河原に人工物発見。
多分、昔の窯跡だと思われます。
この付近の山林にはかなり昔から人の営みのあった所だと以前に何かで読んだ記憶が
あります。




窯跡近くでよく見かけるおびただしい数の酒類の空き瓶。
その中にあまり見かけたことの無い形の瓶を発見、手にとって見ると・・






「ニッカ ウイスキー」なんて書かれているみたいです。
しかし、ウイスキーやら日本酒の一升瓶やらの数は尋常じゃない数です。
昔の炭の窯での作業はお酒を飲みながらの作業だったのでしょうね。
いったいいつ頃までここに人々が出入りしていたかは不明です。
今よりすごくすごく不便で大変な生活をしていた人々だったのでしょうが
今よりすごくすごく時間はゆっくり流れていたのでしょうね。
どちらが幸せなのでしょうか・・・
なんて考えさせらるひとこまでした。





朽ち果てた湯たんぽ。
寒い時期にも人々はここに足を踏み入れていたのでしょう。






随所に立派な石垣が組まれています。
昔の人々の気配を感じるルートですね。

このルートでも崩落している崖なんかもあるのにこの石垣は何十年も経った今も当時の姿
を保ったまま静かにたたずんでいます。





やがてコクイ谷出合いに到着。左方面が目指す杉峠、右方面が根の平峠。
根の平峠を越えて三重県側を下っていくと朝明渓谷へつながります。
ルート確認ついでにちょっと休憩をします。
しかし看板に書かれているほど危険個所やルートが不明瞭な所はほとんどなく
無事に通過できホッとしました。





休憩後、杉峠を目指し進みます。暫くは沢沿いルートを進みます。





突然大規模な崩落跡とみられる個所が出てきました。
完全に沢を埋め尽くす程の土砂が山の斜面から崩れてきています。





大崩落個所を過ぎるとルートは沢を離れて斜面を登っていきます。





鹿の仕業でしょうか、木の皮がきれいに剥がされています。
しかし周りの木は全くと言っていいほど無傷です。
鹿にとって美味しい木ってのがあるのでしょうかね~。





「御池鉱山旧跡」って所に到着。
看板の案内にもあるように明治時代にはこの辺りには幾つか鉱山があり
そこで働いていた人々がこの辺りに村を造って生活を営んでいたそうです。
武平峠からでも2時間以上かかるところです。当時三重県の下界からここまで来るのには
根の平峠からのルートを使い5~6時間はかかっていたのではないでしょうか。

ここで取れた銀や銅は山道を通って下界まで人力で運び出されていたのでしょうね。
今の世の中では考えられない世界ですね。





案内看板の下に溶けた金属が固まった感じの物が幾つか集められています。
この当たりの鉱山採掘された銀、銅を精製する時に出たものではないでしょうか。






緩やかな雑木林の斜面に石で造られた階段を発見。登ってみましたが
階段の先は平らな割と広い空間でした。
もしかすると小学校跡ではないでしょうか。





こちらにも石垣の脇から石で造られた階段が確認出来ます。
階段の造りからして当時はこの上に神社があったような感じですね。






立派な石垣の上にこれまた立派な木が生えています。
石垣が組まれているってことは当時はこの上には建物があったのではないでしょうか。
そんな人々の営みがここから消えてからの時の流れの永さが木の成長で分かりますね。






割れた茶碗。ここにもかつて人々の営みがあったことを物語るものがありますね。






鉱山跡を過ぎるとルートはさらに高度を上げて杉峠へ向かいます。






杉峠が見えてきました。枯れた2本の杉が見えます。






旅人が目印にした大きな杉。今は枯れ果ててしまっていますがこの杉が青々していたころ
はさぞ大きな杉だったのでしょう。そのころの旅人はその木の下で汗をぬぐって休憩して
いたのでしょうね、何十年、いや何百年前の話なんでしょうけど・・・





枯れた杉の向こうに見える御在所岳方面の山々。

あの山々の形はこの杉が生きていたころと変わりない姿なのでしょうね。
当時の旅人も今、私が見ている景色をこの杉の下から眺めていたことでしょう。







杉峠からいよいよ雨乞岳へのルートを進みます。
いきなりかなりの急斜面の直登です。もうちょっとジグザグのルート
にしてもらえると楽なんですが・・




かなりの急斜面。滑らないように必死に登ります。






急斜面の林を抜けると開けた尾根道に出ました。
下から登ってくるとここが山頂なのかって感じに見えますが山頂はまだ先のようです。
息を整えて尾根道をゆっくり進みます。





尾根道の途中で見晴らしのいいところを発見。
しばし休憩がてら写真撮影。
友人Y氏に撮ってもらった私の姿。





休憩時に見つけたすごくとんがった岩。
どうやったら自然にこんな風にとんがれるのでしょうか?





笹の尾根道の先に雨乞岳山頂があると思われます。





割と深い笹の中のルートを進んでいきます。
笹のルートは風が抜けないので汗ばんできます。





笹のルートを登りきると山頂に到着。
「雨乞岳 標高1238m」
バックに御在所岳、鎌ヶ岳が見えます。
汗ばんだ体に心地よい適度な風が吹き抜けます。







三角点。





お昼にはちょっと早いですがここでランチ休憩にします。
友人Y氏の後ろに笹で覆われた大峠へのルートがあります。
大峠はいずれMTBでの探索で行きたいルートの一つです。



食後の休憩中に3人のパーティーの方が東雨乞岳方面から登ってこられました。
暫く会話を交わし記念写真を撮り合いました。


その後はここからすぐ横にある東雨乞岳経由で武平峠へ戻る予定です。




続きは(後編)で、お楽しみに。



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