石榑峠ーMTB (前編)

今日はMTBにて旧国道421号線「石榑峠」を紹介します。

本当は前回の項の鈴鹿スカイライン付近の林道への探索予定でしたが
見事に天気に裏切られ(予報では晴れでした)御在所周辺の山は雲の中、
もちろん雨降ってます。野洲川ダムで帰宅しようか悩むこと20分
国道421号経由で自宅を目指し雨降っていなければ石榑峠を目指そうと
決めました。神崎川林道の項で少し紹介しましたが三重と滋賀を結ぶ国道です。
現在は新道のトンネルが開通し大型車も通行しておりますが
「酷道」を言われた旧国道をMTBでの探索を紹介したします。



石榑峠の麓にあるキャンプ場付近の駐車場に車を停め準備します。


「宇賀渓」鈴鹿国定公園にありキャンプ場や鈴鹿山脈の登山の拠点にもなっている
ようです。



国道は左側の道路を上がっていきます。


レトロな感じでいいですね。


トンネル開通で大型車の通行も多くなったこの国道ですが滋賀県側の
永源寺ダム周辺は現在も道の拡張工事中です。


廃墟です。私の記憶では結構最近まで営業していたような気がしますが、廃業して
だいぶ経っているようです。


この先のガードレールの付いた所あたりから新道です。



しばらく新道を登ると旧道への分かれ道があります。


旧道入口。車止めがあります。


いきなり旧道の雰囲気満点ですね。


程なくして趣きのある橋が出てきました。




「水晶橋」「昭和28年10月竣工」 
終戦から8年後ですね。年月の重みを感じますね。


橋を渡ると行き止まりです。
新道開通の為に旧道がごっそり削られています。


かすかに新道トンネル付近が見えます。



新道戻ってトンネルを目指します。
先程の「水晶橋」のすぐ下に「すいしょうおおはし」なる橋が
掛っております。「平成21年6月完成」
旧道にある橋が約60年後に新道になり生まれ変わった感じですね。


新道から見上げると旧道のガードレールが見えます。



トンネル入り口を目指しているその途中で見つけた建物。
キャンプ場の管理棟でしょうか。結構寂れてます。


もうすぐトンネル入り口。本日はトンネル内のメンテナンスで片側
交互通行しているようです。渋滞の横を抜けていきます。
看板をよく見ると待ち時間15分とのこと、長い~。
約4キロにも及ぶトンネルなので仕方ないですね。



トンネル入り口より左手にある旧道への分岐へ進みます。


旧道入口にある通行止めのバリケード。

手前に途中にある神社までは進入OKとの看板あり。
ここが先程の水晶橋の先の道が削られて無くなった所からの
続きでつながっていた道です。アスファルトの継ぎ目より向こう
側が旧道の路面です。



少し走ると先程の「水晶橋」と同じデザインの橋です。


「鵜峠橋」「昭和29年3月竣工」

水晶橋の半年後に完成した橋の様ですね。


これより先は車両進入禁止です。
かなり頑丈なゲートです。


使われなくなった国道を緑が包みます。


石榑峠名物の壁画。
かなり色あせてます。


一部崩落。ガードレールの支柱って結構長いんですね。


壁一面苔がびっしり。緑のじゅうたんみたいです。



だいぶ標高高くなってきました。かすかに下界が見えます。


そこで見つけた看板。
ここら辺の野山では良く見るデザインの看板。
私、物心付いた時にはあった気がします。
一体いつ頃に描かれた看板なんでしょうか?


路面にブラックマーク、結構最近の物の様な感じ。
途中からのコーナー毎にあります。
今年6月頃にラリー競技(自動車)にこの峠が使われたらしいのでその時
の跡だと思われます。


この峠所々に壁画がありますがこのコーナーが最大と思われます。

消えかけの壁画がこの峠が過去の物だという感じに拍車をかけます。


壁画の上からの落書き。見てのとうり日本語じゃありません。
なんて書いてあるか全くわかりませんが壁画と共に消えつつあります。



数年前に大崩落した個所です。
その頃新道のトンネルの工事も進んでおりそれからずっと峠は三重県側
通行止めだった様な記憶があります。


竜が岳が雲に隠れています。ガレ場がいくつか見えます。
この先にある分岐から竜が岳の大ガレの直下までの廃林道が存在します。
私いままでにそこへ3度ほど脚を踏み入れています。
その時の写真もまともなものが少ないためまたいつか再チャレンジしてこちらで
紹介したいと思います。



茶色くさびきったガードレール。
廃道の雰囲気たっぷりですね。


登山道への分岐です。
「鵜峠橋」「白竜神社」2個目の古い橋付近の所です。
看板に旧道と案内されていますが、現在は旧道の旧道ですね。


もうすぐ峠は近いです。


ここがこの峠最大の見せ場、コンクリートのゲートです。
この先の峠道が激せまな為に通行車両の車幅制限する為のものです。
3ナンバー車であればミラーをたたまないと通り抜け出来ないと思われます。
いつ頃に設置された物なのかは記憶が定かではありませんが、私が自動車を
運転してこの峠を訪れた時にはもう設置されていたと思います。
ちなみにいつも言っている私学生の頃30年くらい前に設置されたような気がします。
私、その頃からちょくちょく自転車でこの峠には訪れていました。


コンクリートブロックには数々の傷が。
その車たちは今はどこへ行ってしまったのでしょうか・・



石榑峠ーMTB 後編 へ続く


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