雪の養老山脈縦走ーMTB(前編)

先日までの旧街道旅で少しの間山から遠ざかっていたので山へ行きたく
思っておりました。


3月に入り暖かい日も多くなってきましたがトレッキングでの登山には
雪の為まだ私には敷居が高いと思われるので比較的標高の低い養老山脈の
縦走を林道メインにMTBで行く予定を立てました。


しかし前日の天気予報では寒の戻りというのでしょうか、日本列島強烈な
冬型の気圧配置になって各地積雪の予報です。
しかし私もう気分は山です。山といっても本格登山では無く以前も何度か
通ったことのある林道をメインで行くので道迷いなどの心配は全くないので
明日よっぽどのひどい積雪でない限り行こうと心に決め準備しました。
今回も前置きが長くなってしまいましたが始まりです。





朝起きてみると心配していた積雪は自宅周辺では大したことはなく
道路には全く雪はありません。なので問題なく予定決行です。





まず、いつもの多度峡の駐車場へ向かいます。多度山もうっすら雪化粧しています。
天気は申し分ないのですが強烈な北風が非常に冷たいです。






いつもの駐車場で準備します。





本日のザックの中身
替えのタイヤのチューブ、MTB用の工具、ポンプ、コンロ、クッカー、クッカーの防風
着替え、(長袖シャツ、半袖シャツ、グローブ)タオル、雨合羽上下、モンベルの中綿
ジャケット、食糧(おにぎり2個、インスタントラーメン、チョコレート)
PETのお茶350ML、ハイドロバックでの水500ML、ラーメン用の水500ML
ファーストエイドキット
もうパンパンです。MTB用のザックももう一回り大きいものがほしいなんて思う今日
この頃です。





本日の予定は昨年末の友人Y氏とのトレッキングでのルートの逆を行く感じです。
(多度峡駐車場~多度駅~駒野駅~二ノ瀬峠~林道経由で多度山~多度峡駐車場)





多度峡駐車場より約10分かからないくらいで養老鉄道多度駅に到着。
今日は例のサイクルトレインというやつにチャレンジです。
今回は事前に時刻表を確かめているので事前準備に抜かりはありません。




MTBと共に駅のホームで電車待ちです。





待つこと10分列車到着、サイクルトレインは2両目だそうです。




MTBと共に車内に乗り込みます。なんか新鮮ですね。
ほかの乗客もすごく少なく気兼ねなく座れます。しかしこの列車揺れがひどいです。
縦に横に絶えず揺れています。まるで遊園地の乗り物のようです。
友人Y氏と乗った時はしゃべりに夢中だったせいかあまり気になりませんでしたが
今日は一人でMTBを支えていないといけないので到着まであまり気が抜けません。





車窓からの養老山脈。見えている尾根を画像奥から手前方面へ進む予定です。





養老鉄道 駒野駅到着。このあたりは道路でも日陰に残雪あります。
しかも強風にのって雪もちらついています。
とにかくじっとしてられないくらい寒いです。ここでこれなので山の上が心配です。





まず一般道で二ノ瀬峠を目指します。

次の信号を左折で県道25号線に入ると二之瀬峠へ向かいます。





12月のブログ、ロードスターでの二之瀬峠の紹介の時にも撮った看板。
その時は通行注意でしたが現在は通行止に変わっております。
冬季通行止めと思われます。






冬季通行止めのゲートです。12/5~3/31までのようです。
しかし完全に封鎖されているわけではないようですね。




峠を上がるにつれ雪が多くなってきます。





日蔭は完全に雪道です。わだちの部分は凍結しているので非常に走りにくいです。




だいぶ上がってきました。先ほどの道が見渡せます。




峠の山頂公園に到着。さらに雪深くなってきました。
風も強く寒いのでそのまま林道へ向おうか悩みましたがせっかくなので下界の景色を
一目見ようと公園へ向かいます。





一面雪景色です。




しかも新雪、パウダースノーです。





下界の景色です。白くかすんでいます。雪がちらついている感じです。
しかしあまりの強風で寒いため撮影だけしてさっさと林道へ向かいます。





ここがロードスターの時にも紹介した林道の入り口です。進んできた方向より折り返す
感じで登っていきます。
さすがにこの先はわだちどころか足跡ひとつない新雪に覆われています。




林道入口のゲートです。「悟入谷林道」です。
以前はこんなゲートはなく4輪車も自由に通行できました。
私も以前、オフロードバイクや自家用車で(ロードスターじゃありませんが)何度か
通行しております。最近本当に一般車が進入できる林道が少なくなりました。
そのおかげでMTBでの探策が価値のあるものになってきましたが。




ゲートを越えてすぐに白銀の世界です。強風なのを除けば気分最高です。





動物以外の足跡、わだち、一切ありません。非常に気分がいいです。
そんな新雪の中を進んでいきます。





雪に覆われた林道、非日常的な景色ですね。






林道脇で見かけた看板。「シーキューブの森」だそうです。
そういえば秋にロードスターで二之瀬峠へ来たときこの林道の入口で有名企業の
名前の書いてある看板をいくつか見たのを思い出しました。
たぶん企業が植林の協賛をしているのと思われます。





時間は11:30。自宅での朝食以降何も食べていません。なのでそろそろおなかが
減ってきました。しかし一面雪に覆われた林道です。いつもの山ラーメンなんてできる
状況ではありません。なので非常食のチョコを食べてしのぎます。





天気はいいのですが相変わらずの強風です。
木々に積もった粉雪が強風にあおられ降り注ぎます。
運が悪いと頭上からテレビのコントの様にドサッと粉雪を浴びてしまいます。





雪に覆われた針葉樹の林の中の小屋の景色。
まるで北欧の景色のようです。





それしてもどこまでも続く新雪の林道です。
初めのうちは気分良かったのですが、MTBでの走行は平坦路でも雪の抵抗でこぎが
かなり重いです。若干の下りでも漕がないと進みません。
上りなんかは全くこげません。なので乗車率は3割ほどでほとんどが押しです。
なので予定よりなかなか進みません。






桜番所といわれる所。案内看板がありましたが古いので文字が消えかかっているのと
雪のせいであまり読めませんでした。
何となく分かったのはこの林道はかなり昔から使われていたそうです。





桜番所からしばらく進むと車止めのゲートが現れます。これより先は一般車両の進入が

できると思われます。





ゲートよりしばらく進むと分岐が出てきます。
右方面に進むといなべ方面の下界へつながる林道です。

多度山方面へ続く林道は左へ向かいます。





左へ進むとまたゲートで閉ざされた林道の入り口です。
多度山方面にはこの林道を進むことになります。
それにしてもこのあたりも雪が深くほとんどMTB乗車できません。




ゲートを越えて雪深い林道を進むと年末の友人Y氏と通った田代池のほとりに到着。





これが田代池、池の氷は年末よりはかなり溶けている様子。年末は一面雪で覆われており
どこが池だかまったくわかりませんでしたが、今日は一部水面が確認できます。


田代池のそばにあるもう一つの池の樽沢池。







こちらの池も年末はほぼ全面凍結でしたが今こんな感じです。




樽沢池のほとりにある神社の参拝者用の休憩所のようなところを発見。
中にベンチとテーブルが備付られています。あまりの積雪と強風で山ラーメンは
あきらめていたのですが屋根、壁に囲まれておりここでちょっと昼食にすることに
しました。




いつものカップヌードルリフィルタイプ。
冷えた体に温かいラーメンは非常においしく感じます。
慣れない長時間にわたる雪の林道探索。ラーメン&おにぎりで疲れ切った体が蘇ります。
食後のしばしの休憩後、神社の神様にお礼を告げて休憩所を後にしました。


ちょっと長くなってきましたので続きは後編で、お楽しみに・・・


続く



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