旧伊勢街道ーMTB (松阪~伊勢)

2月中旬の休日、(平日ですが)旧伊勢街道MTB旅続きの松阪からの旅です。



本日も非常に天気も良く旅日和です。しかし伊勢街道は基本、海沿いを進む為か
東海道の時と違い天気に恵まれていますね。




JR桑名駅から例の紀勢本線の快速みえで松阪駅へ向かいます。
平日なので大きな輪行バックは迷惑になるため通勤時間帯をさけて9時6分
鳥羽行きを待ちます。
自宅より桑名駅は通常車で20分前後で到着するのですが、日頃通勤時間帯に
桑名駅へ車で行くことがほとんどないために道の込み具合が分からず
7時40分に自宅を出たらゆっくりしても8時30分には駅のホームでした。
売店で買ったホットコーヒーを飲みながら日のあたるベンチでのんびり列車待ち。
「日ごろの忙しい日々の中たまにはこんなのんびりする時間があってもいいな」
なんて思いながら列車を待ちます。





やっと来ました、快速みえ 鳥羽行き。




車内の様子、新調した輪行バックは若干通路にはみ出してしまいますが以前の
輪行バックよりは短くなっていますし置いてあっても安定しています。
しかし発進、停止時はやはり心配なので座席の背もたれ横の取っ手の部分に
バンドでひっかけて置いておけば倒れないので自分も座席でゆっくりできます。




松阪駅到着、前回MTBを梱包したロッカーの前で準備します。





MTB組み上げ後、前回の最終地点の薬局前の道標のところから本日のスタートです。




しばらく商店街を進み郊外まで来ると旧街道の雰囲気出てきました。




常夜灯です。文政12年(1829年)建立の物。





ちらほら古い建物も見られます。






街道沿いに何やら看板が立っています。
読んでみると日本昔話的なお話です。詳細は下の画像でご確認を。



看板によると夫婦石が「断酒の神様」で大切にされているそうです。
幸い私は酒に呑まれることはありませんので写真撮影だけさせていただきました。







最初は他の石に紛れて、どれが夫婦石かよくわかりませんでした。
よく見ると倒れた小さな鳥居の向こう側の石と画面右側のやや大きな石が
夫婦石と思われます。
それにしても何となくさびれた感が漂っていますね。






江戸時代の道標が普通のアパート前に建つ光景。弘化3年(1846年)建立。

「従是外宮四里」と刻まれています。
外宮まで約16kmってところでしょうか、内宮までは20kmくらいかな?




上川町付近、古い建物が多く見られます。




白壁、虫籠窓の家。ガイドブックによると「おもん茶屋」跡、ほかに「おかん茶屋」
があり、へんば餅を名物にしていたそうです。





櫛田川の堤防の下に建つ道標。文化2年(1819年)建立。
「左さんくうみち」と刻まれている。





堤防に出て櫛田川を渡ります。

この川ガイドブックによると、かつては春、冬の渇水期には仮橋が架けられ
夏、秋の増水期には船で旅人をわたし橋銭、船銭を徴収していたそうです。
他でも当時の街道の川渡りではこういう話をよく聞きます。現代は随所に橋が設けられ
川を渡ることに対してほとんど苦労しませんがその当時は川ひとつ渡るだけでも
結構大変なことで、お金が必要だったのですね。




櫛田川を越えてさらに街道を進みます。相変わらず古い建物が点在します。





「従是外宮三里」アパート前にあった道標より一里進みました。

外宮まであと約12km、内宮まで約16km。もうすぐです。
当時の旅人もこの道標をみてあと少しの道のりを伊勢神宮を目指したのでしょう。





旧街道沿いにある銀行。しかしこの銀行、東海道の時もそうでしたがよく旧街道沿いで
見かけます。そしてその街の雰囲気に溶け込むような造りの建物が多い気がします。




しかもこの立派な石柱の看板?っていうのかどうかわかりませんが
デカすぎないでしょうか。本当に石なのか叩いてみたら張りぼてではなく
天然かは不明ですが確かに石の感触でした。
この石柱もこの街道に200年以上も建ち続けるのでしょうか。




ところどころに古い建物が残る街道を進みます。




旧街道はやっと伊勢市に入ってきました。
そろそろ長くなってきましたので続きは次回で、いよいよ伊勢神宮到着の予定です。
お楽しみに。


続く


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