八風峠ーMTB (前編)

さわやかな秋晴れの今日は八風峠へ探索へ出かけようと思います。
以前探索した八風谷林道から続く峠です。しかし今回は三重県側からのアプローチ
です。八風キャンプ場からのMTBで林道を行ける所まで進み、かつぎでも困難な
道になったらそこから徒歩で峠を目指します。
できればノタノ坂の様にMTBで峠を越えるのが理想なのですが・・
その後余裕があれば三池岳を登山する予定です。
では、行ってみましょう。





トランスポーターで移動中に撮影した、今から向かうであろう山々の画像。
中央手前のやや緑色の濃い山が福王山その後ろの画面やや左のギザギザした感じ
の山の最高点が三池岳と思われます。その左側が八風峠かな?




キャンプ場を越えてさらに進みます。




舗装路終点のちょっとした駐車スペースに駐車し準備します。すぐわきにこの付近の
登山道を記した大きな地図(国土地理院発行の様な)の看板が設置されています。
私のいつも見ている「山と高原地図」よりかなり詳しい地図です。
この看板、自宅のガレージにほしいです。



車のすぐわきにこの付近の山でよく見る案内看板も設置されています。
八風峠、中峠方面へ向かいます。



この度新調したトレッキングシューズ。アディダスです。トレッキングシューズ
らしくないデザイン、軽さがお気に入りです。

偶然トロイリーデザインのグローブとほぼ同じトカゲのしっぽブルー色
でさらにお気に入り。
MTBメインの時は定番のファイブテン、トレッキングメインの時はこのシューズ
との使い分けで行こうと思っております。



駐車した所からすぐにダート路の林道がスタートします、が、すぐに大きな岩石
で車両進入禁止状態。
以前は鎖が張られていた様ですが現在は岩石が並んでおります。
ってことは今後もこの先は管理者も含め4輪車が入るつもりは全くない感じですね。
写真でもかすかに分かりますがこの先にももう一カ所同じ様な車止めがあります。



車止めを越えるとしばらくは手入れされた杉林沿いを進みます。





「伊左衛門の碑」、そのまた上に「嘉助の碑」があります。

約200年前のこと、この二人のは近江へ奉公に行き、
在所の田光の元服式に参加するため帰路の途中、大雪でここで行き倒れてしまい、
それを悼んだ若者連中が立てたものといわれています。
ここからもう少し登った所にもう一つの石碑があります。


だんだん林道が河原の様になってきました。



やがて林道は山に飲み込まれている感じになりました。右手に登山道の様な感じ
に分岐していきます。



河原沿いの登山道を進みます。



登山道は小さな丸太の橋をこえて進みます。



すると突然ひらけた所に出ました。
先程の林道の続きの様です。たぶん豪雨の水害で林道の一部が山に埋もれてしまい
う回路が作られていたのでしょう。



林道と言っても相変わらず河原の様です。
かなり前に行ったハト峰へ通じる朝明川上流の林道に感じが似ています。



神社の鳥居です。けど鳥居だけです。なぜか社はありません・・・



古い林道でよく見る古そうな石垣。




林道沿いの河原はいくつもの砂防ダムが造られております。
砂防ダムからの河原の景色です。
白い岩、山々の緑、青い空、自然を満喫できますね。



「八風神社御旅所の碑」

石碑の横には(昭和 3年田光切畑軍人会)と書かれているようです。



林道の行く手を阻む倒木が出現。木の葉はまだ青々としており最近倒れた感じです。
枝先にはかわいらしいどんぐりの実がたくさんなっておりました。
おそらく2日前の台風19号の被害だと思われます。



やがて林道が岩ごろごろの河原へ出ました。
進む方向を示す岩に記されたマーキングが確認出来ます。

MTBでの走行はほぼ不可能な状態になりました。
しかし行ける所まで行こうとMTBを担いで進みます。



ルートは砂防ダムの端を岩を登って越えていくように付けられています。
さすがにこの岩の上をMTBかついで越えるのはしんどくなってきました。
MTBを置いてこの先を見に行きましたが、ここを越えても林道は大きな
岩が転がる状態で登りも下りもMTBの乗車出来るような状態ではないので
この付近の岩影にMTBを置いて、徒歩にてこの先へ進みます。




大きな岩の転がる林道の登りです。

ルート案内のマーキングがここでもはっきり確認出来ます。




ここの場所は「滝谷出合」その名の通り河原には滝からの流れが合流していました。



水量豊富な滝です。



岩ごろごろの林道を進むと砂防ダムの手前に崩落し一部が残っているコンクリート舗装
が現れました。
かつてはこの林道はここまでは4輪車が進入出来たのだと思われます。



先程の砂防ダムを越えた所の案内看板。
川を渡った対岸へとルートは進みます。



河原で見つけた立派な積み石。この先にもいくつもの積み石が確認出来ました。
先日の台風19号でも倒壊せずに残っているのはすごいですね。



しばらくは河原と砂防ダムを越える登山道を交互に登っていく感じで
進みます。



やがて川渡後に山の斜面へとルートは進んでいきます。



中峠と八風峠との分岐です。
直進が中峠方面、八風峠へは画面右方面へ進みます。
それにしても登山道が小川になっております。



八風峠への登山道、苔むした岩が古い峠道をかもしだしています。



「坂中の地蔵」お地蔵様が三体祭られています。ネットで調べると1700年頃の
お地蔵様だそうです。この峠を往来していた古の人々も手を合わせて通って行った
のだろうと想像を膨らませて、私も道中の安全を願い手を合わせました。



だいぶ標高が高くなってきた尾根道を進みます。

少しですが紅葉の始まりを確認出来ます。



午前11時、八風峠到着。ほぼ予定どおりのペースです。




峠には鳥居があります。ここ最近行った峠の中で一番広い峠です。



中峠方面へ進んだ小高い丘からの峠の画像です。
紅葉が少しですが始まっている感じです。
しかしさすが平日です。誰もいません。
ここまでもこの先も山中では誰一人として人とは出会っておりません。
といっても最近この林道、峠探索を始めてこのかた山中でひとと会ったことなど
ほとんどございません。ハト峰の山頂付近で一度だけ登山者の方と出会いましたが。
ま、それでいいのです。一人での行動は自分を見つめなおすいい機会なので、って
カッコつけていますが友人とは休みがなかなか合わないだけですが。



峠からの見晴らしです。
今まで行った峠は細い尾根道の途中にある見晴らしのあまり効かない所が
ほとんどでしたがここの峠は素晴らしい見晴らしです。
ちょっと雲が多くなってきたのが少し残念ですが。
ここを往来した古の人々もこの景色で旅の疲れをいやしたことでしょう。


少し休憩したら、お昼にはまだ早いので滋賀県側の八風谷林道へつながるルート
を探しつつ三池岳の登山に向かいます。
つづきは(後編)で。

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