治田峠~藤原岳縦走ーTREK No1

梅雨入り間近のこの東海地方。
良く晴れたとある休日、天気予報では梅雨前の貴重な晴れとのこと。
私には「山へ行け、」としか聞こえませんでした(笑)


ってことで前回の竜ヶ岳から銚子岳までの縦走が楽しかったので今回も
縦走をしたく思い立てたプランがこれ。


青川キャンピングパークから青川峡沿いに進み治田峠へ登りそこから
稜線伝いに藤原岳へ登頂します。
無事登頂出来たら後は年末登山でおなじみの大貝戸道で下ります。


大まかなプランはこんな感じ。
しかしこのプランには解決しないといけない問題が2つあります。


まず一つは青川キャンピングパークから治田峠間のルートは数年前の
集中豪雨被害で通行禁止になっていること。
ただしネットで調べると砂防ダム等の工事はすでに終了しており、物理的には
通行可能のよう。しかし登山道整備は全く行われておらず道標的な物は
集中豪雨被害前の物が所々にあるだけであてには出来ない様子。
なのでルートファインディングが必要なルートらしい。


もう一つは登山口と下山口がかなり離れており(最短で8km)車まで戻る
方法を考えなくてはいけません。


考え出した答えは、


一つ目の問題は、ひたすら最近このルートを通った方のネットでの情報集めを行う。
そして国土地理院の地形図をプリントアウトして持っていく。
あとはいつものハンディーナビを活用してルートロスに備える。


二つ目の問題は、朝、下山口にMTBを置いてから登山口に向かう。
下山したらMTBで車まで戻る。この方法以前から考えていたのですが
実行するのは今回が初めてです。


すんごく前置きが長くなってしまいましたが、それでは行ってみましょう。




じゃ~ん!!


いきなり藤原岳。
石灰石の採取の為に大きく削られている山です。
それにしても雲ひとつない快晴!
久しぶりのこんな上天気での登山です。
テンションも上がっちゃいます!




この藤原岳、標高1000m付近まで削られています。
麓には大きなセメント工場もある山です。
数時間後にはそんな山の頂点付近にいる事を想像しながら車を進めます。





で、自宅より40分程で藤原岳登山口に到着。
今日はここが下山口となるために計画通りここにMTBを置いておきます。





久しぶりのMTBの出番です。
まずは、留めてあるバンドを外してとっ・・・


ん!?・・・・・・


・・・・・


何かが足らない・・・何かが・・・・・・



え~~~~~!!!



前輪がな~い!!



そうです、なんと前輪を積み忘れてきました~!
朝、忙しくなるのが嫌だったので昨晩仕事から帰宅して準備していたのが原因か~。
まあ、原因は何であれ前輪がないことには変わりがないので幾つか解決法を考えます。


(1)前輪なしでウイリーで乗る・・・無理です。
   私、ウイリーは調子良くても5m程進むので精いっぱい、なので無理!


(2)自宅へ取りに帰る・・・片道40分です、ちょっと時間がもったいない・・・


(3)もう自転車はあきらめる・・・うん・・・それしかありません。


ってことで気持ちを切り替えて車を青川キャンプングパークへ向けて走らせます。




青川までの移動区間で走りながらですが良い感じの写真撮れました。
そんな中、これからのルートを考えます。
藤原岳からの下山ルートを孫太尾根を使えば青川の付近まで下ってこれたはずなのです。
通ったこともないし下調べもしていませんがなんとかなるだろうってことで
下山ルートは孫太尾根に決めて青川に向かいます。




青川峡キャンピングパーク到着。






8:00
青川峡キャンピングパーク横の駐車スペースで準備をして出発します。





まずは奇麗に整備されたキャンプ場脇のルートを進みます。





キャンプ場にはこんな平日でも結構キャンプされている方みえましたよ、
ちょうど朝食の時間だったみたいです。





キャンプ場を過ぎると登山道の案内看板が有ります。
もちろん集中豪雨被害前の看板なのでコースタイム等はあてにならないと思われます。





こんなうんちくも書かれていました。
歴史に興味ある方はどうぞ。





看板よりすぐで林道のゲートが出てきます。
治田峠までのルートは以前は前半林道を進み、途中から登山道になっていた様子。
いまはその林道は土石流で流出していまいほとんど無くなってしまったそうです。





「林道通行止」看板あります。
「すみません、自己責任で通らせていただきます」って心の中でつぶやきます・・・



それより気になったのが・・・




人探しの張り紙。


なんと今年の4月の末にここから入山された方が行方不明になり今だに見つかって
いないそうです。
そんな張り紙見るとやっぱりちょっと不安になりますね・・


気をつけて行こ!


ちょっとでも怪しいなと思ったら引き返そ!


って思いながらゲート脇を抜けて進みます。




暫くは何の問題もない林道です。




しかしすぐに林道と河原の境がないようなルートに変化します。





そんな中、昔ながらの橋発見。
林道、旧道マニアでもある私は非常に気になります。





「うしろたにはし」と書かれています。
次は施工年月日が気になるところ・・





しかし橋と行ったり来たりして見てみますが何処にも見当たりません。
たぶん、一つ流出してしまったのか親柱が無いのでそこに掘られていた可能性あります。




その後もだっだ広い林道か河原かわからないようなルートを進みます。





前方に砂防ダム見えてきました。





たぶんこの砂防ダム工事の為に林道は通行止めになっていたのでしょう。
もう完成しており工事関係の人も全くいません。






ここから先は林道っぽい所も無くなり完全に石ころだらけの河原になってます。





ひたすら歩きにくい石ころだらけの河原を進みます。





歩いても歩いても干上がった河原が続きます。





正面には先日登頂した銚子岳が見えます。





脇には流れ込みが有り水の流れる音が聞こえてきます。





大きな流木の上にいくつものケルンがあります。
通行止めのルートですがやはり登山者は結構いる感じですね。





その先も見渡す限り石だらけの河原が続きます。
足とられて歩きにくいうえに天気いいのが裏目に出て全く日蔭のない河原は
非常に暑くもう汗だくです。





歩きにくい河原歩きを始めて約40分で目印発見。





この枝から下がる青テープです。
ネットで色々調べていて知っていました。
向こうの枝には赤テープも見えます。





ありました。ネットで調べた通りの従来の登山道発見。





ここは昔からのルートのようです。
これで一安心って感じで進みます。




登山道に入って暫く進むと日丘稲荷が出てきます。
ここもネットで調べ済み。
予定通りルートトレース出来ているので安心します。





ここは徳川幕府の時代にあった金銀銅鉱山の人たちの食べ物の神様だったようです。





ルート看板もあります。
このまま進んで行けば良い感じなので神社にお参りして進みます。




ルート脇にはかなり下に川が流れています。
この川は昔からの流れのようですね。





ルートはだんだん踏み跡も薄くなり結構急な斜面に付いています。





やがてほぼ踏み跡も無くなってしまいます。
この先のルートは写真で見るより斜度が有り枯れ葉と砂利で非常に滑りやすく
なってしまいます。
ぱっと見行けそうだったので足踏み出したら滑ってしまい、慌てて手を付いて
ゆっくり元の位置へ戻ります。




足滑らしたら最悪この斜面を滑って行きあの滝へ落ちて行ってしまう事でしょう。
ここで冷静に考えます。
ストック使って慎重にいけばなんとか進めそうですがその先を見ても土砂崩れした
個所があるだけで登山道がある雰囲気全くありません。
なのでこんな時は少し戻って他にルートが無いか探してみます。




ここに赤テープあります。
この赤テープ100%信じることはできませんが、人為的な物であるのは間違いないのである程度の目安にはなります。
良く見ると斜面を斜めに上がって行く踏み跡ぽく見える部分を見つけます。
もしかしたらさっきの土砂崩れの斜面を高巻きするルートなのかもって期待して
進みます。


しかしすぐに進むのが困難な斜面になってしまいます。


う~ん。
道に迷っちゃったな~・・・
なんか、昔にMTBで探索しに行った小社峠の時と同じ雰囲気です。
気になる方は下記をクリックしてみてね。




ってことで、ここはナビに助けを求めます。
現在位置を確認しこれからのルートを推測します。


もしかしたら河原にそって登るルートかも・・


ってことでそんなルートがないか戻りながら確認していきます。





すると、見つけました、河原へ下りる踏み跡を・・





河原へ下りてみたもののその後の踏み跡は確認できません。
が、とりあえず上流目指します。





斜面上から見えていた滝の所まで来ました。






先ほどはこの土砂崩れの上の方にいたのです。
ってことでこの滝を越えて上流をへ進みます。





ルートとは思えない沢登りをして進みます。





しかし進んでも一向にルートらしい感じには思えずこれ以上進むのは危険と判断して
戻ることとします。




登ってきた沢を下ります。





戻ってきました。
ここまではまず間違いないと思われます。
この先を考えるともう一つ向こうに沢が有るのでそっちかもしれないと判断し
向かいます。





これがもう一つの沢。
こんな倒木のある荒れた沢を登って行きます。





すると河原の脇にルートっぽく見える部分発見。





そこに道標発見。
よかった~、これで正しいルートへ復帰です。
しかしあのお稲荷さんのあとのルートわかりにくかったな~。


これが、迷っていた時のGPSログ。
オレンジ色の楕円の中が迷って行ったり来たりしていた所。
小さな青色の楕円の中がお稲荷さん。
昔のルートはお稲荷さんからそのまま続いていたのかもしれませんね。





道標を確認し安心して上流へ進みます。





するとまた道標発見。
ここからは河原から離れて斜面を登って行くようです。




わずかですが踏み跡も確認出来ます。





杉林の間を登って行きます。




道標発見。
この辺りからは昔のルートのなのでもう道迷いの心配はないのかな~なんて
気楽に考えて登って行きます。
しかし相変わらず踏み跡はかすかっていうか何処でも歩けてしまう感じの場所なので
ルートがどの方向へ進んで行くの判断しにくいです。
ただ地形図で考えると右手の斜面沿いに登って行けば良い感じなのでそのまま
真っ直ぐ登って行きます。





しかーしそう思ったのも束の間、真っ直ぐ登ってくるとこれ以上直登出来ない
感じの斜面になってしまいます。


またもや・・・


迷った~?



ここも迷った時の基本。
正しいルートと思えるところまで戻ります。




もう一度道標まで戻ってきました。





そばにある大きな岩の上にはケルンもあります。
ここまでは間違いないはずです。





しかしこの森、薄暗くて迷っているという心細さから不気味にさえ思えてきます。
そんな中、遠くから聞こえてくるたぶん鳥の鳴き声だと思いますが聞いたことも
ない声がずっと聞こえています。
「ヒュルルルルル・・ ヒュルルルルル・・・」


そして極めつけは「ファーア!、ファーア!、ファーア!」って感じの大きな鳴き声が
森に響き渡ります。
猿なのか何者なのか不明ですがまるでボルネオ島のジャングルの密林で迷って
しまっているような気分になってきます。
前回のカッコーの鳴き声をバックにさわやかなトレッキングが恋しくなってきます。


はたしてそんな心細く不気味な森から脱出出来るのでしょうか~。



№2へ続く。



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