雪のきらら峰ーTREK(後編)

いよいよ登山道へ足を踏み入れます。




登り口は斜面に対しトラーバース気味に登って行くので斜度はたいしたことありません。





奇麗に植林された杉林の中にグライダー搬送用のトロッコ?が雪に埋もれてます。






深い雪の斜面と踏み跡に沿って登って行きます。







踏み跡はだんだん斜面に対して垂直に登って行きます。
なので必然的に斜度は急になってきます。






斜面を横から見るとこんな感じ。
斜度30°ほどはあるのではないでしょうか。







振り返った画像。
決して楽ではありませんがスノーポンでもこの深雪の急斜面登れるのですね。
ちょっと嬉しくなってきます。






目指す尾根がうっすら木々の間から確認できる所まで来ました。
しかしこの辺りまで来ると先行者の足跡は消えてしまっています。
ここまで来て引き返したとは考えにくいのでその後の風雪で消されてしまった
のでしょう。






尾根はすぐそこの所まで来ました。
踏み跡の無い新雪の急斜面を息を切らしながら登ってきました。






鈴鹿の山で良く見る道標が見えてきました。







登ってきた我が足跡。
これ、スノーポン無かったらかなり辛かったでしょうね。
あっても息上がっちゃいましたが・・・(笑)





自然の芸術、奇麗な模様の雪面。






雲母(きらら)Ⅱ峰を目指して尾根を進んで行きます。






写真では解りにくいですが登りの斜面です。
積雪のため踏み跡も確認できませんが迷うようなルートでもないので
木々の間を突き進んで行きます。





Ⅱ峰までもう少し・・
この雪の丘の向こうには見晴らしのいいところがあったはず・・・






お~・・・





お~~~!
やっぱり、ここからの眺めは良い、間の前に遮るものが何もなく下界が見渡せます。
雲多いですが、いかにも冬空、雪山って感じでこれはこれでいいかも・・
(ちょっと負け惜しみ入ってますが(笑))




10:55
きららⅡ峰登頂。
ほぼ予定通り進んでこれました。
ここでしばし景色を眺めます。





四日市方面の景色。






伊勢湾も光り輝いています。
肉眼ではかすかに中部国際空港(セントレア)も確認できましたよ。






こちらは反対側の景色。
奥の雲に隠れた山は鎌ヶ岳と思われます。






ここはグライダーの発進場として使われている場所なのでこの周辺の木々は
伐採されています。なので見晴らしが良いのですね。
積雪しているとスキー場の斜面のようです。







一通り景色眺めたらスノーポン外してちょっと早いですがランチの準備に
取り掛かります。
ここにはグライダーの方々が使用していると思われる丸太のベンチが設置されて
いるのでそれを使用させていただきます。







景色を見ながらのランチ。
苦労して登ってきてからの絶景ランチは最高ですね~。





上空の雲はすごい勢いで西から東へ流れて行きます。





今回は前回と違い木々が風除けになっている場所だったので早くお湯湧きました。





時間はたっぷりあるので今回も食後のコーヒータイムも楽しんじゃいます。






今回は直火ローストコーヒーにならずに済みました(笑)





ゆっくりコーヒータイムを楽しんだ後、きらら峰を目指します。







暫くはさっき登ってきたルートを戻ります。






このまままっすぐに尾根道を進んでキララ峰へ行ってみます。





尾根道はかなりの斜面の登りになります。
しかも踏み跡一つなく積雪もかなりのものです。
何処まで行けるかは解りませんがとりあえずチャレンジしてみます。






振り返るとこんな感じ。
完全にバックカントリー的なルートになってきました。





さすがに稜線のルートです、積雪の仕方がハンパ無い感じ。






こんな角度の雪の壁も越えて進まなければいけません。
さすがにここまで来るとスノーポンでは役不足です。
立派なバックカントリーモデルのスノーシューが欲しくなってきます。






しかし、ストックをフルに活用してひたすら気合で登って行きます。






急斜面を登りきると、植林帯から雑木林に変りなだらかな尾根道に変化します。






ここも踏み跡は全くないので本来のルートは何処が正解なのかは全く解りませんが
とにかく歩きやすいルートを進んで行きます。
するとさっきから小動物の足跡(たぶん兎?)にそって歩いているってことに
気が付きます。
動物にもやはり歩きやすい所ってあるのでしょうね。






またもや目の前にすごい雪の壁が立ちはだかります。
その向こうに道標が見えています。





12:15
無理やりよじ登るようにして雪の壁をクリヤーすると雲母(きらら)峰山頂です。
看板には「吉良良山三角点」とも表示されています。
本当の名前はどれが正解?






林の向こうには鎌ヶ岳が見えるはずなのですが雲に覆われてほとんど見えません・・






この山頂はあまり展望が利かないのですぐさま下山開始します。






さっきの自分の足跡に沿って下山します。
帰りは道迷いの心配が全くないので良いですね(笑)





木々の間からの下界の景色を見ながら下って行きます。





超急斜面にきました。
スノーポンでどうやったら安定して下りられるか試行錯誤しながら下ります。
(2度ほど尻もち付いたのは内緒です(笑))





超急斜面をなんとかクリヤーして尾根道への合流地点まで戻ってきました。





ここで、一つチャレンジ心が芽生えました。
「この深雪の斜面を直滑降で降りてみようと」
さっきの超急斜面を下りてしまうとこれくらいの斜面ならなんでもなく
感じてしまいます。
一歩足を出すと小さな雪玉が勢いよく斜面を転がって行きます。







こんな感じで、登山道関係なしに斜面の木々の間を直線的にリズミカルに
下っています。(止まって振り返った画像)


これが、超~面白い!
スノーポンと雪面の加減でちょっとふわふわ感がありストックをスキーのコブ斜面を
下るような感覚でリズミカルに付いて下って行けます。





あっという間に林道まで下りてきました。





ここからは林道ルートを戻ることになります。






林道脇の急斜面を登ってきていた誰かのスノーシュー足跡を発見。
自分もチャレンジしてみます。





こんな斜面を下ります。
だいぶスノーシューの扱いにも慣れてきました。
大きく滑落や転落の心配の無い斜面なら何とかなるだろうってことで下って行きます。






林道が見えてきました。
林道をショートカットした感じですね。





こんな斜面を下りてきました。





林道を少し歩くとまた急斜面へスノーシューの足跡が続いて行くのでそれにそって
下りて行きます。





ひたすら急斜面を下ります。
登山道かどうか関係なしに自分の行きたいルートを進めるのは楽しいですね。
調子に乗ってあさっての方向を向いて進まないようにだけは気を付けないと
いけませんが・・・





なので、誰かの踏み跡は常に視野に入れて下ります。






斜面の下に林道が見えてきました。
林道に付けられたさっきの自分の足跡も見えます。
しかしここから林道に下りるには4mくらいある崖みたいなところを降りる
必要があります。
ここもストックフル活用で転落しないように慎重に下ります。





ちょっと怖い思いをしながらなんとか林道に着地。






そして、林道を少し進んでまた登山道発見。
下りは登山道を使って時間短縮だ!とばかりにそちらへ向かいます。






やっぱり誰かの踏み跡もしっかり残っています。
それに沿って下って行きます・・・・


んっ・・・・・?


虫の知らせってやつ・・・?


なんかヤバい気がします・・・・


たしかに私は「岳不動」っていう方面から登ってきましたが、なんかこれ以上
下るとイケない気がします。


ここで、念のため地図出してみます。


・・・・・・ん・・ 


やっぱり・・


このまま登山道を下るともう2度と林道とは交わらなく下界に下り切ってしまう
ルートでした。
もし下りてしまっていたらかなりの距離の車道をひたすら歩いて雪の林道を
登り返して車まで戻らないといけない所でした。


危なかった~。


今日は林道メイン道の為、迷いの心配がないので地図いらないかと思ってましたが
持ってきておいて良かった・・・





てことで後はひたすら登ってきた林道を下ります。






途中、御在所岳も奇麗に見えるところもあります。







登ってきた自分の足跡脇に付いている動物の足跡。





犬?


キツネ?


オオカミ?・・それは無い・・・


「ジャック ウルフスキン」のロゴマークを思い出しました(笑)





朝、スノーポン付けなおした場所まで下ってきました。
車まではあと少しです。






ここでスノーポン外します。






圧雪路面ではやはりスノーシューより靴の方が楽で速いですね。






下に我がビアンテさんが見えてきました。







林道入口まで戻ってきました。






もうすぐですね。







2:15
車まで戻ってきました。
今日もスノーポン大活躍でした。
山の新たなる楽しみを見つけた感じです。
今度はもうちょっと登山度の高い山へチャレンジしたいな~。





今日は時間に余裕あります。
片づけ済ませて次のお楽しみに向かいます。






到着!


いつものお気に入りの温泉です。




ここの露天風呂からは御在所岳、鎌ヶ岳が眺められるので好きなのです。





これがその露天風呂です。







うそ(笑)


池です。


奥の建物は飲食店やベーカリー等があったと思います。





それでは温泉で冷えた身体を暖めてきますね~。





おまけ





温泉上りにここの総支配人テツさんへご挨拶にむかいます。






これが総支配人テツさんの豪邸。
さすが支配人ですね並みの犬小屋とは訳が違います。
小屋ではなく御屋敷と言った方がしっくりきます。
犬屋敷ですね(笑)
しかも超広いドックラン並みの庭つきです。
我が家の柴犬もみじが見たら腰ぬかしそうです(笑)





ちなみにこの御屋敷のデザインはこの温泉の建物と同じデザインなのです。
下の画像でお分かりいただけると思います。



これがアクアイグニスの温泉施設の建物。
テツさんの屋敷と瓜二つ(笑)





その総支配人テツさんの姿が無いので探してみると、遥かかなたの柴の上で
まるくなっているテツさん発見。





歩いて傍まで来てみました。





完全に寝ています。


しかしなぜ?


こんな寒空の下で寝ているの?あんな豪邸がありながら??


この温泉に来る理由はこのテツさんに会うってことも楽しみだったりするのです(笑)



終わり


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